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J-GLOBAL ID:201202201113987947   整理番号:12A0623452

ナフタレン-キノリニウムイオンダイアド及びそのπ-二量体ラジカルカチオンの長寿命電子移動状態の生成

Formation of a long-lived electron-transfer state of a naphthalene-quinolinium ion dyad and the π-dimer radical cation
著者 (7件):
資料名:
巻: 155  ページ: 89-102  発行年: 2012年 
JST資料番号: C0377A  ISSN: 1359-6640  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ナフタレンを電子供与体とする,電子供与体-キノリニウムイオンダイアド,2-フェニル-4-(1-ナフチル)キノリニウムイオン,(QuPh+-NA)を既報の方法により合成した。(QuPh+-NA)塩のX線結晶構造解析からQuPh+-NAのNAとQuPh+基の間の二面角はほぼ直角であることが分かった。また,一電子還元電位(Ered)は-0.90V(vs SCE)で,よく定義された可逆波として観測された。QuPh+-NAの一電子還元化学種,QuPh-NA,は電子スピン共鳴(ESR)によって確認した。QuPh+-NAとQuPh-NAの間の電子自己交換速度定数(kex)をESRの線幅変化から求めた。kexから求めた電子自己交換の再組織化エネルギー(λ)は0.42eVであった。355nmのフェムト秒レーザパルスを照射したとき,電子移動状態(ET; QuPh-NA・+)がNAからQuPh+の一重項励起状態への光誘起ETを経て0.5ps以内に生成することを示した。このとき観測される420nmと700nmの過渡吸収バンドは各々,QuPh+とNA・+に帰属できた。QuPh+-NAのナノ秒レーザ励起では1000nm付近に幅広い吸収バンドが観測され,このバンドはQuPh・+-NA+とQuPh+-NAの間に形成されたπ-二量体ラジカルカチオンに帰属することができた。二次の反応速度式に従うQuPh-NA・+の減衰時間プロファイルから判断して,分子内後方電子移動は遅く,分子間後方電子移動反応と競合的であることを示した。
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分類 (4件):
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光化学一般  ,  分子化合物  ,  芳香族化合物の結晶構造  ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル 
タイトルに関連する用語 (5件):
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