文献

J-GLOBAL ID：201202203785584126   整理番号：12A0521838

アルミニウムイオン耐性を持つ外生菌根菌と樹木との共生系構築に向けた基礎研究

著者 (9件)： 服部武文 (京大 生存圏研) ,  服部武文 (徳島大 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部) ,  岩瀬剛二 (帝京科大 生命環境) ,  栗原達夫 (京大 化研) ,  栗原達夫 (京大 学際融合教育研究推進セ) ,  鈴木史朗 (京大 生存圏研) ,  矢崎一史 (京大 生存圏研) ,  梅澤俊明 (京大 生存圏研) ,  梅澤俊明 (京大 学際融合教育研究推進セ)
資料名： 京都大学生存基盤科学研究ユニット研究成果報告書  (ISS Report)
巻： 2010/2011  ページ： 149-150  発行年： 2012年02月28日 
JST資料番号： L8050A  ISSN： 1883-0293  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 外生菌根菌オオキツネタケ(Laccaria bicolor)の有機酸代謝に及ぼすAl³⁺およびAlPO₄二及ぼす影響について調査した。AlPO₄,またはAlCl₃を添加したMMN寒天培地でオオキツネタケを28日間培養し,菌糸および培地から有機酸を抽出し,GC-MSでキレート作用を示す有機酸を検出した。また,これらの有機酸と主要な炭素代謝経路上の有機酸をCE-MS分析で定量し,RT-PCR法によりこれらの代謝系路上の酵素をコードする遺伝子の発現量を測定した。その結果,菌糸および培地からシュウ酸,リンゴ酸,クエン酸,およびコハク酸が検出され,AlPO₄添加培地ではシュウ酸,リンゴ酸,クエン酸が増加し,コハク酸が減少した。また,Al³⁺はオオキツネタケの有機酸代謝に影響を及ぼさず,AlPO₄添加による有機酸代謝の変動はリン酸水素イオン,リン酸二水素イオンの効果によることが示唆された。

シソーラス用語： *土壌菌類 ,  菌根 ,  マツタケ目 ,  *金属イオン ,  *アルミニウム化合物 ,  代謝産物 ,  質量分析 ,  GC-MS分析 ,  *有機酸 ,  *代謝 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第二アルコール
準シソーラス用語： CE-MS分析 ,  Laccaria bicolor ,  *アルミニウムイオン ,  *外生菌根菌

分類 (1件)： 物質の代謝  (EH02050Q)

物質索引 (4件)： クエン酸 ,  コハク酸 ,  シュウ酸 ,  リンゴ酸

タイトルに関連する用語 (8件)： アルミニウムイオン ,  耐性 ,  外生菌根菌 ,  樹木 ,  共生 ,  構築 ,  基礎 ,  研究