抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
誘導主電動機によって主電動機の省メンテナンス化が図られたが,現状では,冷却空気を取り入れる際に機内に堆積する塵埃の気吹き作業や潤滑グリースの劣化による軸受けのメンテナンスを行うために主電動機を分解している。このうち,軸受けグリースの延命のためには,グリース封入方法の工夫が考えられる。本報では,グリース寿命の更なる延伸を目的とした新しい中間給脂機構について紹介した。新しい機構は以下の考えのもとで設計した。1)初期封入時から環状グリースポケット(GP)全周にグリースを充填することで潤滑性能を向上させる。2)外側のGPの容量を増加させ,さらに環状GPとの接合面積を大きくすることで潤滑性能を向上させる。3)内部を確認できなくても一定量が給脂できる構造とする。ベンチ試験で大きな温度上昇がないことを確認し,走行試験後の分解検査によって異常のないことを確認した。今後は更なる実用化に向けて,長期的な検証試験を行っていく予定である。