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J-GLOBAL ID：201202212051961433   整理番号：12A1121571

E-ディフェンス実験にみる都市建物の地震被害例

著者 (1件)： 長江拓也 (防災科学技術研 兵庫耐震工学研究セ)
資料名： 日本地震工学会誌  (Bulletin of JAEE)
号： 17  ページ： 32-37  発行年： 2012年07月31日 
JST資料番号： L5735A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多岐にわたるE-ディフェンス実験の中から「長周期地震動と超高層建物」および「直下型地震と近年の鉄筋コンクリート造建物」にテーマを絞って地震応答性状と構造骨組の損傷状態を紹介し,その被害を軽減する方法に関する検証もしくは考察を述べている。そして,E-ディフェンスにおける取り組みを今後の展開についても述べている。まず,長周期地震動と超高層建物の実験に関しては,現在の知見と想定から問題点を指摘する実験,対策の効果を実証する実験について述べている。直下型地震と鉄筋コンクリート造建物に関しては,新耐震設計法に基づく建物の評価と損傷,都市に求められる建物と耐震性能について述べ,さらに地震被害軽減へのアプローチとして現在の活動を述べている。

シソーラス用語： *実験装置 ,  *都市 ,  *建築物 ,  *震災 ,  地震動 ,  超高層建築 ,  地震 ,  構造物 ,  地震応答 ,  骨組 ,  損傷 ,  耐震性 ,  耐震設計 ,  災害 ,  長周期地震動
準シソーラス用語： *E-ディフェンス ,  耐震性能 ,  *地震被害 ,  超高層建物 ,  直下型地震 ,  鉄筋コンクリート造建物 ,  被害軽減

分類 (3件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  各種建築物一般  (RB05010O) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (14件)：

• 1) 長江拓也、鍾育霖、島田侑、福山國夫、梶原浩一、井上貴仁、中島正愛、斉藤大樹、北村春幸、福和伸夫、日高桃子:超高層建物の耐震性能を検証する実架構実験システムの構築一E一ディフェンス振動台実験0、日本建築学会構造系論文集、pp.1163、No.640、2009.6
• 2) 飛田潤、福和伸夫、平田悠貴、長江拓也:普及型強震計による高層建物の応答特性と損傷のモニタリング実大震動台実験における高層建物試験体の震動特性評価、構造工学論文集、Vol.56B、pp.229-236、2010.3
• 3) 尾野勝、金澤健司、飯野夏輝、佐藤大樹、北村春幸、長江拓也:実大震動台実験における高層鉄骨造建物の地震損傷検知、日本建築学会構造系論文集、pp.775、No.662、2011.4
• 4) 仁田佳宏、西谷章、星野祐美、長江拓也、中島正愛:マイコンセンサー端末による柱梁溶接部のE-Defenseにおけるモニタリング実証実験、日本建築学会大会学術講演梗概集、B-2、pp.161、2010.7
• 5) 佐藤大樹、長江拓也、大内隼人、島田侑、北村春幸、福山國夫、梶原浩一、井上貴仁、中島正愛、斉藤大樹、福和伸夫:長周期地震動を受ける超高層建物の鋼製ダンパーによる制振改修に関するE-ディフェンス振動台実験、日本建築学会構造系論文集、pp.1639、No.667、2011.9

タイトルに関連する用語 (5件)： E-ディフェンス ,  実験 ,  都市 ,  建物 ,  地震被害