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J-GLOBAL ID：201202213228229386   整理番号：12A0157252

水圧スイッチング動力伝達システムのエネルギー効率に関する研究(第2報,シミュレータの構築および性能改善に向けた検討)

Study on Energy Efficiency of Water Hydraulic Fluid Switching Transmission (2nd report: Improvement of Performance with Dynamic Simulator)

著者 (5件)： 小林亘 (芝浦工大 大学院工学研究科) ,  伊藤和寿 (芝浦工大 大学院工学研究科) ,  池尾茂 (上智大 理工) ,  山田剛史 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  和井田匠 (リコー モジュール開発セ)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 43  号： 1  ページ： 1-7  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水圧フルードスイッチングトランスミッション(FST)用のシミュレータを構築し,制御性能の向上を図るともに,エネルギー回生効率に影響する因子を解明した。まず,既報の水圧スイッチング動力伝達システムで行った実験を高精度に再現するため,各水圧機器を計測値やカタログ値を用いて詳細にモデル化した。その結果,回転速度制御性能とエネルギー回生効率はともに十分に実現象の再現が可能であることが判明した。次に制御性能向上を考察した結果,時定数の小さい計測機器を採用することで目標回転数の20%程度の誤差率に改善できることが判明した。さらに,影響因子としてエネルギー蓄積装置であるアキュムレータの初期封入圧力とアキュムレータ容積について考察した結果,双方ともにエネルギー回生効率に直接影響しないことが明らかになった。

シソーラス用語： *動力伝動 ,  エネルギー効率 ,  流体 ,  *油圧アキュムレータ ,  *油圧駆動 ,  速度制御 ,  エネルギー回収 ,  シミュレーションモデル ,  再現性 ,  フライホイール ,  油圧ポンプ ,  エネルギー貯蔵 ,  回転数制御 ,  作動流体
準シソーラス用語： *アキュムレータ ,  *水圧駆動 ,  流体ポンプ

分類 (3件)： 油圧・空気圧機器  (QD04020X) ,  伝動装置  (QB01070Z) ,  エネルギー貯蔵  (LC02000F)

引用文献 (14件)：

• 宮川新平. フルードパワーの世界. 2009, 63-80
• 浦田暎三. 水圧駆動技術入門. 2002, 177-189
• ROKALA, M. Tribological Conditions Between Swashplate and Slipper Padin Variable Displacement Water Hydraulic Axial Piston Unit. 6th International Fluid Power Conference Dresden, 2008. 2008, 301-312
• 小林亘. 水圧スイッチング動力伝達システムのエネルギー効率に関する研究 (第1報 エネルギー回生効率に関する実験的考察). 日本フルードパワーシステム学会論文集. 2011, 42, 2, 19-24
• 日野幹雄. 流体力学. 1992, 213-214

タイトルに関連する用語 (8件)： 水圧 ,  スイッチング ,  動力伝達システム ,  エネルギー効率 ,  研究 ,  シミュレータ ,  構築 ,  性能改善