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J-GLOBAL ID:201202215677630381   整理番号:12A1524817

ヤギαs1-カゼイン遺伝子型は,脂肪球物理化学的特性と乳脂肪球膜の構成に影響を及ぼす

Goat αs1-casein genotype affects milk fat globule physicochemical properties and the composition of the milk fat globule membrane
著者 (12件):
資料名:
巻: 95  号: 11  ページ: 6215-6229  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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乳脂肪分泌は,脂質滴の発達によって乳腺上皮細胞の小胞体で始まる複雑なプロセスである。脂質滴は,乳腺上皮細胞の頂端部細胞膜によって包まれる乳汁の脂肪球として最後に放出される。乳脂肪球膜(MFGM)は,このように膜特異的蛋白質と中性脂質(主にトリグリセリドとコレステロールエステル)の核を囲む極性脂質(グリセロリン脂質とスフィンゴ脂質)から成る。我々は最近ヤギのMFGMの主要蛋白質を説明して,主要なMFGM蛋白質,特にラクトアドヘリンに関し,我々はヤギとウシ種で際立つ違いに焦点をあてた。ここで,我々はヤギ種においてαs1-カゼイン(CSN1S1)遺伝子座での良く記された遺伝的多型が乳脂肪球の構造と構成の両方に影響を及ぼすことを示している。我々は,乳脂肪球サイズとζ-電位の両方がαs1-カゼイン遺伝子型に関係があることを最初に示した。泌乳中期で,αs1-カゼイン(A/Aヤギ)の強い遺伝子型を示すヤギは,CSN1S1遺伝子座でヌル遺伝子型(0/0ヤギ)を持つヤギより大きな脂肪球を生み出す。乳中の脂肪分(g/kg)と脂肪球の直径(μm)の線形関係(R2=0.75)が確立された。さらに,我々はCSN1S1遺伝子座で極端な遺伝子型のヤギからMFGM構成(極性脂質とMFGM蛋白質を両方含む)に関し有意差を見つけた。泌乳中期で,極性脂質の量は,αs1-カゼインの強い遺伝子型をもつヤギからのMFGM(A/Aヤギ;脂肪の3.96±0.12mg/g;平均±標準偏差)においてよりも,αs1-カゼインのヌル遺伝子型のヤギのMFGMはかなり高い(0/0ヤギ;脂肪の5.97±0.11mg/g;平均±標準偏差)。2つのMFGM関連蛋白質,すなわち,ラクトアドヘリンとストマチンはまた,泌乳初期でαs1-カゼインでのヌル遺伝子型を持つヤギのMFGMで有意にアップレギュレートされた。我々の調査結果は,ヤギ乳の技術-機能的特性と栄養価に関して議論される。加えて,ヤギ種の遺伝的多型は,乳腺上皮細胞で脂質分泌経路への手掛かりを提供するためのツールであるように見える。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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原乳の品質と処理  ,  羊,山羊  ,  分子遺伝学一般 

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