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J-GLOBAL ID：201202217012298206   整理番号：12A0669675

陰イオン存在下における水道水中のハロ酢酸類のLC/MSおよびLC/MS/MS分析の定量精度の検証

Precision of LC/MS and LC/MS/MS analysis of haloacetic acids in tap water under the existence of anionic species

著者 (6件)： 田原麻衣子 (医薬品食品衛生研) ,  小林憲弘 (医薬品食品衛生研) ,  久保田領志 (医薬品食品衛生研) ,  塚本多矩 (日本水道協) ,  杉本直樹 (医薬品食品衛生研) ,  西村哲治 (医薬品食品衛生研)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 81  号： 4  ページ： 20-27  発行年： 2012年04月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハロ酢酸類であるモノクロロ酢酸,ジクロロ酢酸およびトリクロロ酢酸の水道水質基準に係る検査法は,長時間かつ繁雑な操作を要するため,より簡便で迅速な方法の採用が期待される。本研究では,LC/MSまたはLC/MS/MSを用いたハロ酢酸類の直接分析法の水道水質検査法への導入を目指し,定量精度および分析カラムの適用性に関する基礎データを収集した。さらに,実試料を想定し,陰イオン類の高濃度共存下での検証実験の結果,陰イオン類の存否に関わらず,ハロ酢酸類を再現性良く定量分析することが可能であった。以上の結果より,LC/MSおよびLC/MS/MSによるハロ酢酸類の直接分析法は検査法として有効であると結論した。(著者抄録)

シソーラス用語： *アニオン ,  *水道水 ,  *脂肪族カルボン酸 ,  *脂肪族ハロゲン化合物 ,  *LC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  浄水 ,  測定精度 ,  定量分析 ,  副産物
準シソーラス用語： *LC/MS/MS ,  *ハロ酢酸 ,  消毒副生成物

分類 (2件)： 水質調査測定一般  (SB02060X) ,  水中の汚染物質のクロマトグラフィー,電気泳動分析  (CC04080U)

引用文献 (10件)：

• 水道法第四条第二項の規定に基づき水質基準に関する省令. 厚生労働省令第101号. 2003
• 水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法. 厚生労働省告示第261号. 2003
• BRUZZONITI, M. C. High performance ion chromatography of haloacetic acids on macrocyclic cryptand anion exchanger. J. Chromatogr. A. 2008, 1187, 188-196
• LIU, Y. Determination of bromate and chlorinated haloacetic acids in bottled drinking water with chromatographic methods. Chemosphere. 2004, 55, 1253-1258
• BARRON, L. Direct detection of trace haloacetates in drinking water using microbore ion chromatography improved detector sensitivity using a hydroxide gradient and a monolithic ion-exchange type suppressor. J. Chromatogr. A. 2004, 1047, 205-212

タイトルに関連する用語 (6件)： 陰イオン ,  水道水 ,  ハロ酢酸 ,  MS分析 ,  定量 ,  検証