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J-GLOBAL ID:201202220676371688   整理番号:12A0857774

虚血後炎症:ペルオキシレドキシンファミリーのタンパク質は脳における虚血後炎症の主要な開始因子である

Peroxiredoxin family proteins are key initiators of post-ischemic inflammation in the brain
著者 (21件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 911-917  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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虚血後炎症は,脳の虚血再灌流傷害の進行における重要な段階である。しかし,虚血脳に浸潤するマクロファージを活性化する機構は解明されていない。本論文では,脳の壊死細胞から細胞外に放出されたペルオキシレドキシン(Prx)ファミリーのタンパク質が,Toll様受容体2(TLR2)およびTLR4の活性化を介して,マクロファージでインターロイキン23などの炎症性サイトカインの発現を誘導することを示す。つまり,細胞内Prxは神経保護作用を持つことが以前より知られていたが,細胞外Prxは神経細胞死を促進することになる。虚血中心部でのPrxの細胞外放出は,脳卒中開始12時間後に起こった。また,抗体により細胞外Prxを中和すると炎症性サイトカインの発現や梗塞体積の増加が抑制された。対照的に,DAMP(damage-associated molecular pattern)分子としてよく知られているHMGB1(high mobility group box1)はPrxに先立って放出され,虚血後のマクロファージ活性化には限定的な役割しか担っていなかった。したがって我々は,細胞外Prxは虚血脳のこれまで知られていなかった危険シグナルであり,また,その遮断薬は強力な神経保護手段となると考える。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学  ,  神経の基礎医学  ,  生物学的機能 

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