抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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浮上式車両について,これまで乗り心地向上のための振動制御手法の開発等を行ってきたが,研究の次段階として,車両故障・地震等の現車では実験困難な大変位挙動の解明を目指した。浮上式鉄道車両の大変位挙動分析においては,超電導磁石と地上コイルの間に働く電磁力をモデル化し,組み込む必要がある。そこで,マルチボディダイナミクス手法を用いた浮上式車両の車両モデルと電磁力モデルを連成させた大変位まで対応可能な浮上式鉄道車両運動解析モデルを作成した。各計算時間刻みにおいて,台車に働く電磁力を計算することにより,大変位挙動の際に磁気ばねの特性が変化することへの対応が可能となった。また,この作成したモデルを用いてガイドウェイ高低変位設定試験(上下変位10mm)との比較を行い,妥当性を検証した。ここでは,新たに作成したモデルの特徴を中心に述べたが,今後,このモデルを用いて大変位挙動解析を行っていく中で,詳細な検討を行う予定である。