抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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テスト容易化設計のうち近年増加している遅延故障の検出に対応した手法の1種にスキャン設計がある。このスキャン設計の1つとして千葉大スキャンが提案された。千葉大スキャンはスタンダードスキャンと同じくらいの面積オーバヘッドで実装でき,100%のロバストまたはノンロバストパス遅延故障検出率を実現した手法である。しかし,特殊なテスト手順を必要とするため,テストパターンが増加する問題点がある。さらに,その特殊なテスト手順のために,既存のテストデータ圧縮手法の圧縮率もスタンダードスキャン等の場合に比べ低くなる。そこで,本研究ではスキャンチェーンを再構成することで,既存テストデータ圧縮手法の千葉大スキャンに対する圧縮率を向上させる手法を提案する。本手法では,圧縮作業以前にスキャンチェーンを再構成することで圧縮効率を向上させている。これによりスキャンチェーンを再構成しなかった場合と比較して平均で29.5%の圧縮率向上を得ている。(著者抄録)