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J-GLOBAL ID:201202234645749250   整理番号:12A0384127

食用キノコ(Lactarius lividatus)由来の珍しい6-デオキシ-D-アルトロースの同定

Identification of rare 6-deoxy-d-altrose from an edible mushroom (Lactarius lividatus)
著者 (7件):
資料名:
巻: 350  ページ: 25-30  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: B0929A  ISSN: 0008-6215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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6-デオキシ-L-アルトロースは,グラム陰性菌のリポ多糖類構成糖残基として有名である。しかし,その異性体(6-デオキシ-D-アルトロース)は,ほとんど知られていない。この研究では,食用キノコ(Lactarius lividatus)から抽出した多糖類から単離した6-デオキシ-D-アルトロースの同定,COSY,HMQC分光学が含まれる1Hおよび13C NMRを使用した,それと化学合成された6-デオキシ-D-アルトロースとの比較,およびそれの比旋光度の調査をすべて実施した。L.lividatusから抽出された多糖類の酸加水分解物から単離された6-デオキシ-ヘキソースは,4つのアノマー異性体(α-ピラノースとβ-ピラノース,そして,α-フラノースとβ-フラノース)に関係しており,それらは変旋光のため水溶液で化学的に合成された6-デオキシ-D-アルトロースであった。1D(1H NMRと13C NMR)と2D(COSYとHMQC)-NMRスペクトルのほとんどすべての信号は,本物の6-デオキシ-D-アルトロースのそれらに一致していた。6-デオキシ-糖の比旋光度[α]589は+18.2°の値を示し,そして,それは本物の6-デオキシ-D-アルトロースのそれと一致していた。従って,6-デオキシヘキソースは,6-デオキシ-D-アルトロースと確認された。この仕事は,自然環境での6-デオキシ-D-アルトロースの最初の完全な同定である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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