抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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システムオンチップ(SoC)の設計に際して,テストアクセスメカニズム(TAM)がテストデータの配布と供試コアからの試験応答の収集のために必要になる。ネットワークオンチップ(NoC)試験を容易にするために,テストエンジニアはしばしばTAMとしてNoC再利用に注目する。これはNoCの通信インフラストラクチャ(ルータ,接続リンク,プロトコル...)がTAMとして再利用できるからである。TAMとしてのNoC再利用は低面積オーバーヘッドとすることができるが,テストデータがパケット内で交換されるためテストスケジューリングが難しい問題である。この問題に対応するため,本論文ではTAMとして動作するようNoCハードウェアを動的に再構成する新しい方法を提案した。この構成法によって,テストスケジューリングを容易にする現在のTAMの粒度と,並列試験,低面積オーバーヘッドおよび機能的NoC周波数の使用を可能にするNoC通信インフラストラクチャの利点を持つことができる。提案したTAMを,既存のTAM法としてのNoC再利用および2つのITC’02ベンチマーク回路を用いたT
2-TAMというTAMアーキテクチャと比較した。その結果,9.6%の面積オーバーヘッドで17%と55%の間のテスト時間低減を示した。(翻訳著者抄録)