抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自律型ロボットを教材とした学習が中学校で行われているが,そのロボット自身の「位置」と「向き」を把握できる教材はない。そこでパソコンに利用されるボール式マウスを用いることによって,ロボット自身の位置と向きを把握しながら動くことが可能な教材用自律型移動ロボットの開発を試みた。最初に,ボール式マウスを利用して,移動距離や回転角度を計測するカウント基板を製作した。また,計測したデータを基にロボットの位置座標や向きを算出する機能を既存の制御基板のファームウェアに付与した。それによりロボットの位置座標や向きが把握できるようになった。さらに,一台の試作ロボットによる複数回の評価試験の結果から,誤差の原因を分析し,その補正方法も検討した。その結果,位置情報を把握しながら移動し,7%以内(移動距離は30cm前後)の誤差で始動開始位置に戻ることができる,自律型教材用移動ロボットが製作できた。(著者抄録)