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J-GLOBAL ID：201202250439032638   整理番号：12A1212632

旅客乗車による車両の振動特性変化が1次ばね系制振制御システムの制振性能に与える影響(旅客を考慮した車両モデルによる数値的検討と車両試験台での加振試験)

Effect of Vibration Characteristic Change of Vehicle due to On-Board Passengers on Vibration Suppression Performance of Damping Control System of Primary Vertical Dampers (Numerical Simulation Using Vehicle Model including Passenger Models and Excitation Test at Rolling Stock Testing Plant)

著者 (4件)： 小金井玲子 (鉄道総合技術研) ,  菅原能生 (鉄道総合技術研) ,  小島崇 (鉄道総合技術研) ,  瀧上唯夫 (鉄道総合技術研)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 78  号： 791  ページ： 2405-2415 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車体の弾性振動は,旅客乗車により特性が変化し,それは単なるおもりを積載した場合と異なることが知られている。この旅客による車体振動特性の変化が,開発した制振制御システムの振動低減効果に影響を及ぼす可能性がある。システムの実用化にあたり,その影響について事前に検証し,振動制御に及ぼす影響を評価する必要性がある。本稿では,実車両を用いた加振試験により旅客の乗車による車両の振動特性の変化を調べ,さらに,旅客乗車により車両の振動特性に変化があった場合でも,制振制御システムが有効に機能し車体の曲げ振動を低減できること,また空車条件で用いた制御パラメータがそのまま旅客乗車時に適用可能であることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄道車両 ,  乗客 ,  特性 ,  ばね ,  *防振 ,  *制御系 ,  台上試験 ,  振動試験 ,  振動特性

分類 (2件)： 鉄道車両設計  (QH02010K) ,  振動伝搬  (BB02040K)

引用文献 (11件)：

• (1) 鈴木康文,阿久津勝則,“車体の曲げ振動解析-車体曲げ剛性と振動乗り心地に関する一考察-”,鉄道総研報告,Vol.3, No. 2(1989), pp.44-50.
• (2) 菅原能生,風戸昭人,富岡隆弘,三平満司,“鉄道車両の1次ばね系の減衰制御による上下振動低減(新幹線電車による高速走行試験結果)”,日本機械学会論文集C編,Vol.74, No.741(2008), pp.1222-1230.
• (3) 富岡隆弘,瀧上唯夫,相田健一郎,“乗客による鉄道車両走行時の車体振動減衰効果”,日本機械学会講演論文集(D&D2010 CD-ROM),No.10-08(2010), 講演番号542.
• (4) 兼田哲男,小林秀和,織田光明,秋山悟,“人体が車両構体の振動に及ぼす影響に関する研究”,日本機械学会講演論文集No.004-1(2000-3), pp.29-30.
• (5) 遠竹隆行,吉田秀久,永井正夫,“乗客質量と弾性車体との連成振動を考慮した鉄道車両の運動解析”,日本機械学会論文集C編,Vol.72, No.716(2005), pp.1115-1121.

タイトルに関連する用語 (9件)： 旅客 ,  乗車 ,  振動特性 ,  ばね ,  制振制御 ,  制振 ,  車両モデル ,  数値 ,  加振試験