抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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半導体デバイス製造用のリソグラフィを支える重要な要素であるマスクは,主に電子ビーム描画装置により製造されている。マスク製造プロセスにおいて描画装置は,CADなどのツールを用いて電子設計された回路図面を,電子回路の原版となるマスクという形に具現化している。特に電子ビームは,電磁的な制御により照射位置や照射形状の高速切替えが可能であるという特性を生かし,長年にわたりマスク作成用のリソグラフィ手段として使用されてきた。(株)ニューフレアテクノロジーは,東芝で開発されたベクタスキャン型で可変成形方式の電子ビーム描画技術を基に,精度と生産性に優れる電子ビームマスク描画装置EBMシリーズを開発し提供している。今回,ハーフピッチ(hp)22nm世代に必要なマスクの製造用に最新機種のEBM-8000を開発した。パターンの微細化と複雑化に伴う生産性の低下を克服し,この世代のマスクに要求される厳しいパターンの寸法精度と位置精度を達成した世界唯一の描画装置である。2010年に東芝向け初号機を納入し,先端的な半導体デバイスの製造に貢献している。(著者抄録)