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J-GLOBAL ID：201202281056253056   整理番号：12A1751971

天然の芳香植物資源を求めて

著者 (5件)： 中田真悠子 (東京農大) ,  妙田貴生 (東京農大 生物産業) ,  戸枝一喜 (東京農大 生物産業) ,  藤森嶺 (東京農大 生物産業) ,  西澤信 (東京農大 生物産業)
資料名： Aroma Research  (Aroma Research)
巻： 13  号： 4  ページ： 354-355  発行年： 2012年11月28日 
JST資料番号： L6372A  ISSN： 1345-4722  CODEN： ARREFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 西洋ヤチヤナギはヨーロッパではビールの香味料として用いられるが,現在では資源枯渇を理由にほとんど利用されていない。日本では西洋ヤチヤナギの変種が北海道の十勝,湧別,網走など湿原を中心に広く自生するが,湿原の減少とともに個体数は減少傾向にある。北海道立林業試験場において組織培養法によるヤチヤナギの安定的大量増殖に成功した。芳香成分の分析から,自生株と組織培養由来株の精油主要成分はほぼ一致した。その抽出エキスはラジカル捕捉能,脂質過酸化に対する抗酸化活性を示した。精油では黄色ブドウ球菌,枯草菌,出芽酵母,鵞口瘡カンジダに対して抗菌活性を認めた。ヤチヤナギの資源活用の可能性について展望した。

シソーラス用語： *ヤマモモ科 ,  *精油 ,  芳香成分 ,  原地性 ,  *組織培養 ,  エキス ,  酸化防止 ,  抗細菌作用 ,  単環モノテルペン ,  GC-MS分析 ,  ラジカル捕捉活性
準シソーラス用語： *ヤチヤナギ ,  ラジカル捕捉作用

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  植物組織・細胞による物質生産  (FK03050H)

引用文献 (10件)：

• 1) Keith R. S., Janet I. S., John A. R.and Lindsey H.:Journal of Ecology,88,1079, (2000)
• 2) 堀田満,緒方健,新田あや,星川清親,柳宗民,山崎耕宇:世界有用植物辞典,700,(1989)
• 3) 北村四郎,村田源:原色日本植物図鑑・木本編350,(1979)
• 4) Malterub, K. E. and Rlergi, A.:A Pharm.Suec.,19,43, (1982)
• 5) Svoboba, K. P, Inglis, A., Hamp-son, J., Galambosi, B., and Asaka-wa, Y:Flavour Fragr.J.,13,367,(1998)

タイトルに関連する用語 (2件)： 芳香 ,  植物資源