抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,東日本全体で大きな揺れを引き起こし,特に東北地方では地震による巨大な津波によって甚大な被害が生じた。本研究は,海洋研究開発機構の「R/Vよこすか」YK11-E06Leg.1航海において,海底の撮影と堆積物の不撹乱採泥を行える深海カメラシステム「ランダー」を日本海溝軸上の海底に着底させ,海底付近のハイビジョンビデオ観察と堆積物の採取を行い,実際に現場で起きている現象を理解すること,堆積物の観察とCTスキャンから,海底面で何が起こったのかを推測すること,堆積物中の天然・人工放射性核種の分析を行い,堆積物がどのようにして堆積したかを検証することを目的とする。発表では,これら最新の分析結果から,地震後4ケ月経ってもなお,その影響は日本海溝最深部に残っていることを紹介する。(著者抄録)