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J-GLOBAL ID：201202284223674653   整理番号：12A1143099

黄麹菌Aspergillus oryzaeのアフラトキシン生合成系遺伝子は機能しない アフラトキシン生合成遺伝子ホモログクラスタの解析

著者 (1件)： 山田修 (酒類総合研)
資料名： 化学と生物
巻： 50  号： 8  ページ： 560-561  発行年： 2012年08月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 黄麹菌Aspergillus oryzaeは発酵産業にとって有用な糸状菌である。近年,高いタンパク質生産能力と安全性の面から有用タンパク質のホストとして有力視されている。しかし,分類学的にはAspergillus属Flavi節に属し,その一部の株がカビ毒アフラトキシン(AF)生産性であるA.flavusやA.parasiticusと近縁であるとされ,黄麹菌Aspergillus oryzaeによるAF生産の可能性が示唆され,大きな問題となった。しかし,AF生合成遺伝子ホモログクラスタの解析から,A.oryzaeはA.flavusとは違う種であり,AF生合成系遺伝子は機能しないことが明らかとなった。

シソーラス用語： *Aspergillus ,  真菌類 ,  *アフラトキシン ,  *生合成 ,  *遺伝子 ,  相同性 ,  クラスタ ,  タンパク質 ,  *Aspergillus oryzae
準シソーラス用語： *米麹菌 ,  遺伝子クラスタ

分類 (2件)： 発酵生産一般  (FK01010B) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

引用文献 (14件)：

• 1) 村上英也編著:麴学,日本醸造協会,1986, p. 61.
• 2) K. Yabe et al. : Appl. Microbiol. Biotechnol., 64, 745 (2004).
• 3) 楠本:日本醸造協会誌,95, 102 (2000).
• 4) M. Machida : Nature, 438, 1157 (2005).
• 5) M. Tominaga et al. : Appl. Environ. Microbiol., 72, 484 (2006).

タイトルに関連する用語 (9件)： 黄麹菌 ,  Aspergillus ,  アフラトキシン ,  生合成 ,  遺伝子 ,  生合成遺伝子 ,  ホモログ ,  クラスタ ,  解析