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J-GLOBAL ID：201202284648159930   整理番号：12A1709634

バイオマス活用における担い手別の経済性と地産地消効果

Profitability of Each Person in Charge and Effect of Local Production for Local Consumption by Biomass Utilization

著者 (4件)： 清水夏樹 (京大 学際融合教育研究推進セ) ,  柚山義人 (農研機構 農村工研) ,  中村真人 (農研機構 農村工研) ,  山岡賢 (農研機構 農村工研)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 31  号： 論文特集号  ページ： 207-212  発行年： 2012年11月20日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 養豚業と水稲・畑作物栽培の盛んな千葉県香取市を事例とした既往研究の結果を元に,バイオマス活用における担い手別の経済性と地産地消効果を算出し評価した。その結果,農業生産者にとっては,化学肥料よりも消化液を利用する方が生産コストを抑えることができた。一方,消化液利用のためには,輸送・散布に係るコストが発生する。そのコストについては,発生者(養豚農家)よりも利用者(農業生産者)が負担する方が,経済収支の改善が図りやすいことが推測された。「計画」では「実態」に比べて地域内で発生するコストが地域内に支払われる割合が高く,地域内で生成されたバイオマス由来製品が地域内消費されるという経済効果が確認された。

シソーラス用語： *バイオマス ,  消費 ,  千葉県 ,  *養豚 ,  *栽培 ,  *農作物 ,  水稲 ,  経済性 ,  *液体肥料 ,  発酵液 ,  メタン発酵 ,  *廃物利用 ,  *バイオガス ,  稲作 ,  香取市 ,  消化液 ,  地産地消
準シソーラス用語： 水稲栽培 ,  畑作物

分類 (4件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  植物の栽培一般  (FC01000S) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (9件)：

• 寺田徹. 収穫・輸送コストからみた都市近郊部平地林の木質バイオマス利用の可能性. ランドスケープ研究. 2010, 73, 5, 663-666
• 前野真吾. 木質ペレットによるエネルギーの地産地消の可能性. 農村計画論文集. 2004, 6, 109-114
• 森本英嗣. バイオマスタウンを軸とした木質バイオマスの広域利用に関する評価. 農村計画学会誌, 論文特集号. 2010, 29, 191-196
• 古市徹監修. 循環型社会の廃棄物系バイオマス-利活用事業成功のためのシステム化-. 2010, 44-50
• 大久保天. 乳牛ふん尿主体のバイオメタン製造プラント導入による温室効果ガス排出削減とその経営収支に関する分析. 農業農村工学会論文集. 2010, 270, 43-55

タイトルに関連する用語 (5件)： バイオマス ,  活用 ,  担い手 ,  経済 ,  地産地消