文献

J-GLOBAL ID：201202294473896223   整理番号：12A1324892

溶接接合教室-実践編-第5回 船舶「船舶(技術トピックス編)」

著者 (1件)： 山口欣弥 (日本海事協)
資料名： 溶接学会誌  (Journal of the Japan Welding Society)
巻： 81  号： 6  ページ： 531-535  発行年： 2012年09月05日 
JST資料番号： G0090A  ISSN： 0021-4787  CODEN： YOGAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶接の実践をシリーズで解説しており,本号では船舶を対象とし技術トピックスについて示した。造船においては,環境負荷・運航コストの低減のために高張力鋼の適用が進んでいる。本稿では,加工熱処理によって得られる高張力鋼に利用に関するトピックスを中心に示した。初めに,船舶の大型化への対応(使用鋼板の極厚化への対応)について取り上げ,YP47鋼板の実用化および脆性亀裂伝搬停止性能鋼板の実用化について記した。次に,船舶の腐食問題への対応について述べ,塗装性能基準(PSPC)によるバラストタンクの防食および貨物油タンク用耐食鋼による防食を示した。最後に,船舶の疲労問題への対応について記し,疲労亀裂進展抑制鋼板の実用化と超音波ピーニングの実用化について示した。

シソーラス用語： *造船 ,  *高張力鋼 ,  加工熱処理 ,  亀裂伝搬 ,  疲れ ,  腐食

分類 (1件)： 造船,修理  (QJ06010S)

引用文献 (12件)：

• 財団法人 日本船舶技術研究協会. 超大型コンテナ船の構造安全対策の検討に係る調査研究 成果概要報告書. 2009
• 廣田一博. 世界初の船体用降伏応力47kgf/mm^2級高張力鋼の開発と実船適用. 三菱重工技報. 2007, 44, 3, 28-32
• 白幡浩幸. 超大型コンテナ船用厚手高靭性YP47鋼の開発. まてりあ. 51, 2, 76-78
• 日本海事協会. 大型コンテナ船のYP47鋼の使用に関するガイドライン. 2008
• 松本和幸. 鉄鋼材料の材質選定の考え方-船体構造の使用区分-. KANRIN (咸臨). 2009, 24

タイトルに関連する用語 (3件)： 溶接接合 ,  教室 ,  船舶