特許
J-GLOBAL ID:201203019540649140

樹脂成形品の成形方法及び成形装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山田 卓二 ,  田中 光雄 ,  福岡 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-259109
公開番号(公開出願番号):特開2012-111042
出願日: 2010年11月19日
公開日(公表日): 2012年06月14日
要約:
【課題】結晶化度の高い高分子樹脂成形品を、形状の自由度が高く且つ比較的簡素な工程で製造可能な成形方法及び成形装置を提供する。【解決手段】成形型11を構成する固定型12と可動型13とで囲まれたキャビティ15’内の圧力を大気圧よりも高くなるように上昇させるとともに、この高圧状態を維持しておき、キャビティ15’に発泡剤を含有する結晶性高分子樹脂の融液A’を射出して充填させ、キャビティ15’内の高分子樹脂を発泡させながら成形するように可動型13をコアバックする際、該コアバックを融液A’が過冷却状態であるときに開始し、キャビティ15’内において融液A’に臨界伸長ひずみ速度以上の速度で伸長ひずみを生じさせることで該融液を配向融液の状態にして結晶化させるような発泡速度で前記高分子樹脂が発泡するように、前記コアバック中の所定のタイミングで、予め加えられたキャビティ15’内の圧力を解放する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
成形型を構成する固定型と可動型とで囲まれたキャビティに、発泡剤を含有する結晶性高分子樹脂の融液を射出して充填させる射出工程と、 前記キャビティに前記融液が充填された状態で、該キャビティ内の前記高分子樹脂を発泡させながら成形するように、前記可動型を前記固定型から離間する方向にコアバックさせて前記キャビティの容積を増大させるコアバック工程と、 前記射出工程の前に、前記キャビティ内の圧力を大気圧よりも高くなるように上昇させるとともに、この高圧状態を維持する加圧工程と、を備え、 前記コアバック工程では、前記融液の温度が融点以下、結晶化温度以上である状態で前記コアバックを行うとともに、前記キャビティ内において前記融液に臨界伸長ひずみ速度以上の速度で伸長ひずみを生じさせることで該融液を配向融液の状態にして結晶化させるような発泡速度で前記高分子樹脂が発泡するように、前記コアバック中の所定のタイミングで、前記加圧工程で加えられた前記キャビティ内の圧力を解放することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
IPC (3件):
B29C 45/00 ,  B29C 45/70 ,  B29C 45/56
FI (3件):
B29C45/00 ,  B29C45/70 ,  B29C45/56
Fターム (7件):
4F206AB02 ,  4F206AG20 ,  4F206AH17 ,  4F206JA04 ,  4F206JB30 ,  4F206JN25 ,  4F206JN33
引用特許:
審査官引用 (5件)
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