特許
J-GLOBAL ID:201203028298715085
軸受保持器の動的応力解析方法および解析システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
野田 雅士
, 杉本 修司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-164652
公開番号(公開出願番号):特開2012-026500
出願日: 2010年07月22日
公開日(公表日): 2012年02月09日
要約:
【課題】 応力計算の高精度化と効率化とを両立させ、運転中の保持器応力の高精度かつ効率的な計算を可能とする。【解決手段】 転がり軸受の動力学解析モデルに、超要素法により得られる保持器の動的な弾性変形モードと固有変形モードをモード合成法に基づき導入する。この過程で導入される弾性変形の自由度と、軸受構成部品の運動の自由度とを同時に数値積分することで、保持器の変形履歴を算出し、保持器応力を算出する。保持器に導入する自由度の設置箇所を、保持器の柱の中心断面上で、ころから荷重が作用する範囲内での両端2点、または両端2点とその中央との合計3点とする。かつ、保持器外径面と保持器内径面のうち、ころからの荷重により柱の並進とねじれによる変位がより大きくなる側の面上の点とする。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
ころ軸受からなる転がり軸受の保持器の応力を解析する過程として、軸受構成部品を剛体とみなした転がり軸受の動力学解析モデルに、超要素法により得られる保持器の動的な弾性変形モードと固有変形モードをモード合成法に基づき導入する過程と、前記過程で導入される弾性変形の自由度と、定められた軸受構成部品の運動の自由度とを同時に数値積分することで、変形の動特性を含む保持器の変形履歴を算出する過程と、この過程で算出される変形履歴を応力分布に変換することで、保持器応力を算出する過程とを含む転がり軸受保持器の動的応力解析方法において、
前記モード合成法で保持器に導入する自由度の設置箇所を、保持器のポケット間の柱の保持器外径面と保持器内径面のうち、ころからの荷重により柱の並進とねじれによる変位がより大きくなる側の面上の点であって、かつ保持器のポケット間の柱の幅方向の中心となる中心断面上の複数箇所とし、
これら複数箇所の自由度の設置箇所のうちの2点は、前記柱の前記中心断面上で、ころから荷重が作用する範囲内での、ころの軸方向両端部となる2点とすることを特徴とする軸受保持器の動的応力解析方法。
IPC (3件):
F16C 33/46
, G06F 17/50
, F16C 19/22
FI (4件):
F16C33/46
, G06F17/50 612H
, G06F17/50 680Z
, F16C19/22
Fターム (9件):
3J701AA12
, 3J701AA16
, 3J701AA32
, 3J701AA42
, 3J701AA52
, 3J701AA62
, 3J701BA22
, 3J701GA60
, 5B046JA07
引用特許:
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