特許
J-GLOBAL ID:201203039006504781

高炉操業状態制御システム、操業制御装置、高炉操業状態制御方法およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 亀谷 美明 ,  金本 哲男 ,  萩原 康司 ,  松本 一騎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-037155
公開番号(公開出願番号):特開2012-172221
出願日: 2011年02月23日
公開日(公表日): 2012年09月10日
要約:
【課題】高炉の操業状態の安定性を定量的に評価することが可能な、高炉操業状態制御システムを提供する。【解決手段】高炉操業状態制御システムは、複数の化学反応に基づく複数のサブシステムからなる動的システムである高炉の操業状態を制御する。かかるシステムは、高炉に設けられたセンサ及び高炉を制御する制御手段と、高炉の操業状態に関するデータである高炉操業情報と、高炉操業特徴量を演算する高炉操業特徴量演算装置と、高炉操業情報及び高炉操業特徴量に基づいて、高炉の操業状態の安定性を評価するための定量的な指標である操業安定性評価情報を取得し、操業安定性評価情報より判別される高炉の操業状態から、高炉の操業を安定させる制御手段の操作量を決定する操業制御装置とを備える。センサ及び制御手段と、高炉操業特徴量演算装置と、操業制御装置との相互連携により、高炉という動的システムの安定性評価に基づき高炉の操業状態を制御する。【選択図】図15
請求項(抜粋):
装入された鉄鉱石とコークスを含む原材料から、複数の化学反応からなる還元反応により溶銑を製造する高炉の操業において、前記原材料が固相、液相及び気相の部分からなる装入物の状態を含む高炉の内部状態の指標値であって、高炉の操業状態を表す特徴量である高炉操業特徴量の時間変化を、メッシュで複数の領域に分割した高炉内部それぞれの領域での反応を記述するモデルを用いたシミュレーションにより演算して、高炉の操業状態を制御する高炉操業状態制御システムであって、 高炉に設けられた複数のセンサ及び高炉を制御する制御手段と、 前記センサ及び前記制御手段から取得した、高炉の操業状態に関するデータである高炉操業情報と、高炉内部の前記固体相、液体相及び気体相の各部分について、それぞれの時間的分解能で、またはそれぞれの時間的分解能および空間的分解能で前記シミュレーションを行い、前記高炉操業特徴量を演算する高炉操業特徴量演算装置と、 前記高炉操業情報及び前記高炉操業特徴量に基づいて、高炉の熱バランスとマスバランスを含む操業プロセスに関する高炉の操業状態の安定性を評価するための定量的な指標である操業安定性評価情報を演算して取得し、前記操業安定性評価情報より判別される高炉の操業状態から、高炉の操業を安定させる前記制御手段の操作量を決定する操業制御装置と、 を備え、 前記センサ及び前記制御手段と、前記高炉操業特徴量演算装置と、前記操業制御装置との相互連携により、動的システムである高炉の安定性評価に基づき高炉の操業状態を制御することを特徴とする、高炉操業状態制御システム。
IPC (2件):
C21B 5/00 ,  G06Q 50/04
FI (2件):
C21B5/00 310 ,  G06F17/60 106
Fターム (3件):
4K012BB01 ,  4K012BB02 ,  4K012BB05
引用特許:
審査官引用 (6件)
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