抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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リング状素材形状の製造プロセスとして,3ロール型の圧延特性の解明のため,非対称異形断面を有する被加工材の3ロール型,2ロール型リングローリングの圧延特性を調べた。有限要素解析の結果,下記の知見を得た。1)対象とした被加工材形状の場合,3ロール型,2ロール型ともに,大外径側の被加工材表面では相対速度が小さい,小外径側は特に加工初期には,非接触状態で大外径型の加工による延伸で,間接的に拡大されている。2)3ロール型では2ロール型と比べ,リング圧延中の被加工材とメインロールとの間の相対速度が小さい。また,3ロール型ではメインロール周速度を左右で独立で任意に設定できるので,被加工材とメインロールの間の相対速度をさらに小さくできた。3)3ロール型リングローリングミルでは,メインロールの回転主軸が傾斜しているため,メインロール表面の周速度が幅方向(z方向)成分を持つ。この周速度成分から,被加工材のz方向流動が促進され,外径突起の成形に対し補助的な役割を果している。