抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,地質学年代上は完新世という時代にあり,過去1万年にわたって安定した気候が続いてきた。完新世における気候変動のプロセスやメカニズムの理解は,現在の自然変動に由来する気候感度を把握することにつながり,近い将来の予測の確度を高めることに資するものと言える。オホーツク海やベーリング海などの縁辺海を含む北太平洋亜寒帯域において,完新世の100-1000年スケールのSST変動の支配要因は,日射量,北極振動/北大西洋振動など議論が続いている。本研究では,同海域にて採取された海底堆積物の記録から完新世におけるSSTおよび海氷の変動を時系列で復元し,それらの変化の要因について考察を行った。(著者抄録)