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J-GLOBAL ID：201302214663856566   整理番号：13A1609890

九重火山群北麓周辺の表層電気伝導度分布

著者 (3件)： 鍵山恒臣 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ) ,  宇津木充 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ) ,  吉川慎 (京大 理学研究科 地球熱学研究施設 火山研究セ)
資料名： 大分県温泉調査研究会報告
号： 64  ページ： 53-56  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： F0944B  ISSN： 0289-2413  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 九重火山群北麓周辺において表層の電気伝導度分布を調査した。その結果,九重火山群を構成する個々の火山の山麓において高電気伝導度領域が認められた。たとえば,硫黄山から長者原を経て北麓に延びる領域,牧ノ戸峠から八丁原,筋湯に延びる領域である。これらは,大船山,黒岳付近から九重火山群南東側の七里田温泉,長湯温泉に延びる領域や九重火山群北東側の阿蘇野に延びる領域などと共通の特徴を持ち,九重火山群のマグマ起源の揮発性成分が地下水とともに流下して形成された可能性がある。また,湯平温泉から山下池にいたる領域,玖殊川以西の長者原から飯田高原,町田牧場を経て小倉岳周辺にいたる北西方向の領域にも高電気伝導度域が延びている。(著者抄録)

シソーラス用語： *大分県 ,  火山 ,  表層 ,  電気伝導率 ,  分布 ,  山岳地 ,  温泉 ,  VLF【周波数】 ,  *マグネトテルリック法探査 ,  九重火山

分類 (2件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D) ,  電気探査・検層  (DE10040M)

引用文献 (4件)：

• 鍵山恒臣・吉川 慎・宇津木 充・井上寛之(2010):由布岳・由布院盆地周辺の表層電気伝導度分布,大分県温泉調査研究会報告,61,3-6.
• 鍵山恒臣・吉川 慎(2011):長湯温泉周辺の表層電気伝導度分布,大分県温泉調査研究会報告,62,9-12.
• 鍵山恒臣・宇津木 充・吉川 慎(2012):九重火山群北東麓・阿蘇野周辺の表層電気伝導度分布,大分県温泉調査研究会報告,63,19-22.
• 山田 誠・網田和弘・大沢信二(2005):同位体水文学的手法による九重火山南東麓に湧出する炭酸泉の湧出機構の解明,温泉科学,54,163-172.

タイトルに関連する用語 (5件)： 九重火山 ,  周辺 ,  表層 ,  電気伝導度 ,  分布