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J-GLOBAL ID：201302238137062179   整理番号：13A0975535

バイオマス利用技術 粉砕技術を用いた木質系バイオマスのエネルギーおよびマテリアル転換技術

著者 (1件)： 遠藤貴士 (産業技術総合研 バイオマスリファイナリー研究セ)
資料名： 粉体技術
巻： 5  号： 6  ページ： 535-540  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： Y0903B  ISSN： 1883-3292  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質はミクロフィブリルが集合して形成されているが,その集合力は化学結合では弱いとされている水素結合や分子間力である。そのため,適切な方法でほぐせばナノサイズの超微細繊維を得ることができる。このミクロフィブリルからなる超微細繊維はセルロースナノファイバー(CNF)とも呼ばれている。本稿では,木質から得られるセルロースナノファイバーを基幹物質としたバイオエタノール製造技術(酵素糖化前処理技術)および複合材料開発技術について述べた。セルロースナノファイバー,木質のエネルギー転換技術,ナノサイズの木質を利用した材料などについて解説した。

シソーラス用語： バイオマス ,  技術 ,  技術開発 ,  粉砕 ,  木質材料 ,  *エネルギー変換 ,  木構造 ,  セルロース繊維 ,  ナノファイバ ,  酵素的分解 ,  糖化 ,  前処理 ,  長さ ,  複合技術 ,  *木質バイオマス
準シソーラス用語： ナノサイズ ,  酵素糖化 ,  複合化 ,  木質構造 ,  利用技術

分類 (1件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (9件)：

• 1) 遠藤貴士:"バイオ燃料を木材からナノテクで生産する"、シンセシオロジー、2(4)、p.310-320(2009)
• 2) 例えば, SH. Lee, Y. Teramoto, T. Endo: "Cellulose nanofiber-reinforced polycaprolactone/polypropylene hybrid nanocomposite", Composites Part A, 42, p. 151-156 (2011)
• 3) 矢野浩之:"セルロースナノファイバー複合材料"、セルロース利用技術の最先端、磯貝明監修、p258-269、シーエムシー出版、東京(2008)
• 4) 磯貝明:"新規バイオ系ナノ材料の基礎および応用展開"、表面、47(10)、p.339-350(2009)
• 5) 例えば、 R. Tanaka, F. Yaku, E. Murai and T. Koshijima : "Enzymatic degradation on finely divided wood meal of Pinus densiflora", Cell. Chem. Technol., 14,p.859-868 (1980)

タイトルに関連する用語 (6件)： バイオマス ,  粉砕 ,  木質系バイオマス ,  エネルギー ,  マテ ,  転換技術