文献

J-GLOBAL ID：201302248080790321   整理番号：13A0597392

1-HzGPSデータからの2011年東北沖地震の初期ステージ破壊過程に関する拘束

Constraints on the early-stage rupture process of the 2011 Tohoku-oki earthquake from 1-Hz GPS data

著者 (3件)： FUKAHATA Yukitoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAGI Yuji (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  MIYAZAKI Shin’ichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Earth, Planets and Space  (Earth, Planets and Space)
巻： 64  号： 12  ページ： 1093-1099  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0106B  ISSN： 1343-8832  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 観測された1-HzGPSデータの単純なフォワード計算との比較から,2011年東北沖地震の初期ステージ破壊過程に関する拘束を得た。主として震源域の北部海岸沿い観測点間における大きな東向き変位開始の時差に基づいて,筆者らは,最初の有意なモーメント解放が,JMA決定震源の西35kmの辺りからスタートしたと推定した。モーメント解放は,地震開始後のほぼ20秒から35秒の間に起きた。震源と海溝近傍領域周辺の有意なモーメント解放は,最初,それぞれ25秒と35秒からスタートした。およそ20秒の以前には,2011年東北沖地震のモーメント解放は,陸上で相応の変位が観測できないほどに小さなものであったに違いない。多数の観測点で観測された大きな東向き変位に続く明瞭な反対向きの動きは,中間のS波項によるものである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大地震 ,  *発震機構 ,  S波【地震波】 ,  水平変位 ,  地震モーメント ,  モデリング ,  GPS ,  *2011年東北地方太平洋沖地震 ,  フォワードモデリング ,  *震源過程
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  *震源破壊過程

分類 (1件)： 地震の物理的性質  (DC03050H)

引用文献 (25件)：

• AKI, K. Quantitative Seismology. 1980, I
• AMMON, C. J. A rupture model of the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake. Earth Planets Space. 2011, 63, 693-696
• ASANO, K. Source model for strong ground motion generation in the frequency range 0.1-10 Hz during the 2011 Tohoku earthquake. Earth Planets Space. 2012, 64, 12, 1111-1123
• BASSIN, C. The current limits of resolution for surface wave tomography in North America. Eos Trans. AGU. 2000, 81, 897
• FUKAHATA, Y. General expressions for internal deformation fields due to a dislocation source in a multilayered elastic half-space. Geophys. J. Int. 2005, 161, 507-521

タイトルに関連する用語 (4件)： 東北沖地震 ,  初期ステージ ,  破壊過程 ,  拘束