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J-GLOBAL ID：201302254820653420   整理番号：13A0003707

針状表面構造を有する高炉水砕スラグ水熱固化体の作製ならびに電磁波吸収性の評価

Preparation of Needle-Shaped Crystals on the Surface of Slag Compact to Control Its Light Absorption Properties

著者 (5件)： 山本寿史 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  片山陽平 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  鈴木賢紀 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  勝山茂 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻) ,  田中敏宏 (大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 76  号： 12  ページ： 661-668 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近,表面に微細孔組織を形成させた金属材料は,平滑な金属よりも高い電磁波吸収性を示すことを見出した。本研究では,セラミックス材料においても微細な凹凸構造を表面に形成させることによる電磁波吸収性増加の可能性について検討した。表面微細構造を有するセラミックス材料の創製のため,低環境負荷である水熱反応プロセスを用いた鉄鋼系高炉スラグの改質に着目した。高炉スラグの水熱処理による表面微細構造を有するスラグ固化体の作製方法および電磁波吸収性について検討した。高炉水砕スラグに水熱処理を施すことによって板状または針状の結晶をスラグ固化体表面に形成させ,さらに表面を金属状態とすることによって電磁波吸収率を大幅に向上できることが明らかとなった。

シソーラス用語： *セラミック ,  太陽光 ,  エネルギー効率 ,  *電磁波吸収 ,  吸収体 ,  *高炉スラグ ,  水砕スラグ ,  化学反応 ,  *表面構造 ,  表面粗さ ,  吸収係数 ,  珪酸塩鉱物 ,  二酸化ケイ素 ,  酸化マグネシウム ,  酸化カルシウム ,  アルミナ ,  X線回折分析 ,  オートクレーブ ,  針状晶 ,  電子顕微鏡観察 ,  水熱反応 ,  トバモライト ,  走査電子顕微鏡法 ,  スラグ ,  *構造
準シソーラス用語： 高炉水砕スラグ

分類 (1件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (24件)：

• 1) Japan Solar Energy Society: Utilization technique of solar energy, (Ohm Corp., 2006) pp. 42–91.
• 2) A. W. Smith and A. Rohatgi: Sol. Energy Mater. Sol. Cells 29(1993) 37–49.
• 3) S. Kajita, W. Sakaguchi, N. Ohno, N. Yoshida and T. Saeki: Nucl. Fusion 49(2009) 095005.
• 4) N. Takahara. T. Tanaka, S. Hara and J. Lee: Mater. Trans. 46(2005) 3008–3014.
• 5) N. Takahara and T. Tanaka: Mater. Trans. 48(2007) 2179–2185.

タイトルに関連する用語 (8件)： 針状 ,  表面構造 ,  高炉水砕スラグ ,  水 ,  固化体 ,  作製 ,  電磁波吸収 ,  評価