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J-GLOBAL ID：201302271569372940   整理番号：13A0013528

2011年東北地方太平洋沖地震における土盛構造の耐津波特性および落堀の形成特性

RESISTANCE OF EARTH BANK AGAINST TSUNAMI AND STRUCTURE OF DUG POOL FORMED BY TSUNAMI IN THE 2011 OFF THE PACIFIC COAST OF TOHOKU EARTHQUAKE

著者 (2件)： 常田賢一 (大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻) ,  谷本隆介 (大阪阪大学工学部地球総合工学科)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 68  号： 4  ページ： I.1091-I.1112 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年東北地方太平洋沖地震では,多様な土木施設などの破壊により,それらに津波抑制効果が無かったとも言われている.しかし,筆者らの現地調査によれば,津波の越流に対して機能した構造物もあり,適正な評価が必要である.本文は土盛構造に着目し,仙台平野などで把握した13事例について,現地調査および衛星写真などに基づいて、土盛構造の耐津波性を検証した.さらに,防潮堤あるいは土盛構造の背後に形成された落堀に着目し,仙台平野の10箇所の落堀の構造特性を検証するとともに,代表的な堤防において,堤体および基礎地盤の強度特性,落堀の底部状態などの現地計測を実施し,落堀の形成特性を明らかにした.以上の諸特性は,将来の津波のハード対策を検討する際に,基礎的知見として活用が期待される.(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  *津波 ,  *盛土 ,  防潮堤 ,  湖沼 ,  防災 ,  土木構造物 ,  耐久性
準シソーラス用語： 2011年東北地方太平洋沖地震 ,  津波防災 ,  土構造物 ,  落堀

分類 (2件)： 土工計画,土工事  (RA07050R) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (15件)：

• 今村文彦:追跡 東日本大震災,日経コンストラクション,4月25日号,pp.6-10,2011.
• 常田賢一,小泉圭吾:津波被害からの知見とハード対策の方向性の考察(その1),地盤工学会誌,Vol.59,No.8,pp.36-42, 2011.
• 常田賢一,小泉圭吾:津波被害からの知見とハード対策の方向性の考察(その2),地盤工学会誌,Vol.59,No.9,pp.34-40, 2011.
• 常田賢一,小泉圭吾:津波被害からの知見とハード対策の方向性の考察(その3),地盤工学会誌,Vol.59,No.10,pp.37-43,2011.
• 常田賢一,谷本隆介:津波被害からの知見とハード対策の方向性の考察(その4),地盤工学会誌,Vol.59,No.11,pp.26-32,2011.

タイトルに関連する用語 (2件)： 2011年東北地方太平洋沖地震 ,  土盛