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J-GLOBAL ID:201302287109115900   整理番号:13A1311353

ヒト微生物叢から合理的に選択したクロストリジウム株の混合物によるTregの誘導

Treg induction by a rationally selected mixture of Clostridia strains from the human microbiota
著者 (32件):
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巻: 500  号: 7461  ページ: 232-236  発行年: 2013年08月08日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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腸内細菌叢の操作は,炎症性およびアレルギー性疾患の治療に極めて有望である。体によい微生物(プロバイオティックス)は,これまでに数多く同定されているが,より強力な治療応答を誘導し,宿主と共存でき,そして十分に制御された生理的な状態で宿主免疫系の特異的な機能に影響することができる微生物の発見が,切実に求められている。今回我々は,合理的な方法を用いて,ヒトに常在する腸内細菌叢からCD4+FOXP3+制御性T(Treg)細胞を誘導する細菌株を単離した。健康なヒトの糞便サンプルから開始して,一連の選択過程を適用し,Treg細胞誘導菌種が濃縮されたヒト細菌叢が定着したマウスを得た。無菌マウスに投与した際にTreg細胞数を増加させる能力が非常に高く,かつTreg細胞にインターロイキン10(IL-10)や誘導性T細胞共刺激因子(ICOS)などの重要な抗炎症性分子を誘導する能力が高い,17株の細菌をこれらのマウスから単離,選択した。ゲノム塩基配列解読により,この17株はクロストリジア網のクラスターIV,XIVaおよびXVIIIに含まれ,明らかな毒素や毒性因子を持たないことが分かった。この17菌株は集団として作用して細菌抗原およびTGF-βが豊富な環境を提供し,Treg細胞の増殖と分化を助ける。この17菌株の組み合わせを成体マウスへ経口投与すると,腸炎およびアレルギー性下痢モデルにおける病気が減弱された。この単離株を使えば,ヒトの免疫疾患の個別化した治療操作が可能になると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2013
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微生物学(ウイルス以外)一般 

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