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J-GLOBAL ID:201302288929012419   整理番号:13A1281943

次数が異なる相転移のPd(dmit)2塩の光誘起相転移の時間分解赤外振動分光分析

Time-Resolved Infrared Vibrational Spectroscopy of the Photoinduced Phase Transition of Pd(dmit)2 Salts Having Different Orders of Phase Transition
著者 (11件):
資料名:
巻: 117  号: 25  ページ: 13187-13196  発行年: 2013年06月27日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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筆者らは光誘起相転移を示す有機電荷移動錯体で,高温相が遅く出現(約100ps)する場合があることを報告しているが,本研究ではこの遅い出現の起源の解明を目的とした。時間分解赤外振動分光法により,二つの二量体アニオンラジカル塩(Et<sub>2</sub>Me<sub>2</sub>Sb[Pd(dmit)<sub>2</sub>]<sub>2</sub>(Et<sub>2</sub>Me<sub>2</sub>Sb塩),Cs[Pd(dmit)<sub>2</sub>]2(Cs塩))を調べた。二つの塩は結晶構造と電荷分布が同一であるが,熱相転移が異なった(前者は一次,後者は二次)。低温相の光励起後に二つの塩は高温相を示した。高温相はEt<sub>2</sub>Me<sub>2</sub>Sb塩とCs塩でそれぞれ70psと<0.1psで出現した。前者における遅い出現はEt<sub>2</sub>Me<sub>2</sub>Sbカチオンの立体効果に起因した。
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分類 (3件):
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固相転移  ,  分子化合物  ,  錯体の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル 
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