抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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14週齢体重を指標として選抜された比内鶏集団における雄728個体,雌1,676個体を用いて,過去5年間における選抜反応を調べるとともに,遺伝率を推定した。4世代にわたる家系内選抜の結果,比内鶏集団の14週齢体重は世代の経過に伴って増加し,その選抜反応は雄が264g,雌が179gであった。最終世代における14週齢体重は雄が2,521g,雌が1,930gとなり,14週齢体重の世代に対する直線回帰係数はそれぞれ51.8g/年,35.8g/年となった。集団全体の育種価の世代に対する直線回帰係数は35.1g,/年となり,有意に増加した(P<0.01)。REML法による14週齢体重における遺伝率は0.45と推定された。また,体重選抜による他形質に対する悪影響は認められなかった。以上の結果から,比内鶏集団の14週齢体重は今後も選抜による育種改良が可能であると推察された。(著者抄録)