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J-GLOBAL ID：201302291969076542   整理番号：13A1201233

カルコン部位含有ジメタクリラートの合成とそのハイブリッドUV硬化系への応用

Synthesis of a Dimethacrylate Containing a Chalcone Moiety and Its Application to Hybrid UV Curing System

著者 (3件)： 岡村晴之 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  上田勇太 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  白井正充 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： ネットワークポリマー  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 34  号： 4  ページ： 196-206  発行年： 2013年07月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 1342-0577  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光ラジカル硬化にカルコンの光二量化反応を組み合わせたハイブリッドUV硬化系について検討した。UV光によって二量化反応を起こすカルコンに着目し,ラジカル重合部位を組み合わせたモノマーであるカルコン含有ジメタクリラートCDMAを合成し,その光反応挙動を検討した。開始剤や照射波長を選択することによりカルコンの二量化反応とメタクリルのラジカル重合の割合を制御することができた。ラジカル重合の酸素阻害の軽減について検討したところ,酸素阻害の軽減がわずかながら見られた。CDMAは開始剤無添加系においてメタクリル部位における重合反応が進行したことから,CDMAがType II型の光開始剤として機能していることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： エノン ,  芳香族ケトン ,  *光二量化 ,  *光重合 ,  *光重合型樹脂 ,  光開始剤 ,  波長依存性 ,  阻害 ,  *ラジカル重合 ,  酸素 ,  反応制御 ,  反応機構 ,  光架橋 ,  紫外線 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ジオール ,  *紫外線硬化樹脂 ,  *カルコン類
準シソーラス用語： *カルコン誘導体 ,  ハイブリッドUV硬化 ,  酸素阻害

分類 (2件)： アクリル樹脂  (YH07110K) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

物質索引 (3件)： 2-エチルヘキシルメタクリラート ,  エチレングリコールジメタクリラート ,  ビス(メタクリル酸)(1-オキソ-2-プロペン-1,3-ジイル)ビス(1,4-フェニレンオキシエチレンオキシエチレン)

引用文献 (39件)：

• 1) 市村國宏,「UV硬化の基礎と実践」, 米田出版(2010).
• 2) S. M. Trey, P. Sidenvall, K. Alavi, D. Stahlberg, and M. Johansson, Prog. Org. Coat., 64, 489 (2009).
• 3) J. Zhi, Y. He, M. Xiao, and J. Nie, Prog. Org. Coat., 66, 35 (2009).
• 4) M. Sangermano, B. Voit, F. Sordo, K. J. Eichhorn, and G. Rezza, Polymer, 49, 2018 (2008).
• 5) S. Sinic, B. Dunjic, S. Tasic, B. Bozic, D. Jovanovic, and I. Popovic, Prog. Org. Coat., 63, 43 (2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： カルコン ,  UV硬化 ,  応用