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J-GLOBAL ID：201302293476368580   整理番号：13A1816897

何故2013年冬季の中国でPM_2.5が高濃度になったか

Why did a remarkably high PM_2.5 air pollution occur over China in the winter of 2013?

著者 (7件)： 鵜野伊津志 (九大 応用力学研) ,  弓本桂也 (気象研) ,  原由香里 (九大 応用力学研) ,  板橋秀一 (電力中央研 環境科研) ,  金谷有剛 (海洋開発研究機構 地球変動研) ,  杉本伸夫 (環境研) ,  大原利眞 (環境研)
資料名： 大気環境学会誌  (Journal of Japan Society for Atmospheric Environment)
巻： 48  号： 6  ページ： 274-280  発行年： 2013年11月10日 
JST資料番号： S0850A  ISSN： 1341-4178  CODEN： TKGAFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学輸送モデル(GEOS Chem)とアジア域における大気汚染物質排出インベントリREASを用い,2004年-2013年にかけての東アジア域のエアロゾル濃度の経年変化の解析を行った。その結果,2013年1月は特異的にシベリア高気圧強度が弱く,中国東部で高濃度汚染の起こりやすい条件となり,PM_2.5の超高濃度汚染が発現したことを明らかにした。モデルによる収支解析の結果から,2013年1月は例年に比較して,中国から日本域への輸送量の大きな増加はなく,日本における高濃度の頻度も例年より少なかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 中華人民共和国 ,  *浮遊粒子状物質 ,  *大気汚染 ,  季節的変動 ,  *エアロゾル ,  永年変化 ,  高気圧 ,  *環境モデル ,  *大気モデル ,  排出量 ,  日本 ,  冬 ,  物質流束 ,  中国東北部 ,  長距離輸送【大気】 ,  *PM2.5
準シソーラス用語： Siberia高気圧 ,  越境輸送 ,  *化学輸送モデル ,  排出インベントリ ,  輸送量

分類 (1件)： 粒状物調査測定  (SB03060E)

引用文献 (16件)：

• BEY, I. Global modeling of tropospheric chemistry with assimilated meterology : Model description and evaluation. J. Geophys. Res. 2001, 106, 23073-23096
• HUANG, X. A high-resolution ammonia emission inventory in China. Global Biogeochem Cycles. 2012, 26, GB1030
• IPCC Fourth Assessment Report : Climate Change 2007. http://www.ipcc.ch
• JEONG, J.-H. Recent recovery of the Siberian high intensity. J. Geophys. Res. 2012, 116, D23102
• 金谷有剛. 九州富江島における通年 PM^<2.5> 質量濃度測定値の大気環境短期基準超過. 大気環境学会誌. 2010, 45, 289-293

タイトルに関連する用語 (3件)： 冬季 ,  中国 ,  高濃度