抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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松代精密地震観測室の大坑道とボアホールに設置された広帯域地震計による観測波形に対し,地震波干渉法を適用することで,この付近の地震波速度構造の推定を行った。周辺の地殻内に発生した11個の地震を対象とし,S波到達時刻の2倍の位置から約10秒間のコーダ波形をサンプリングした。周波数別に2点間の波形の相互相関を求め,平均を取った結果,1-4Hz帯域のラグタイム0.2秒付近に明瞭な相関係数のピークが認められた。方位別に波形を合成し,ラグタイム分布を描いた結果,N75°Eの方位に最小値が得られ,松代におけるS波速度異方性の存在が示された。