特許
J-GLOBAL ID:201303000739264950

電子線照射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 間瀬 ▲けい▼一郎 ,  山田 稔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-115308
公開番号(公開出願番号):特開2013-242218
出願日: 2012年05月21日
公開日(公表日): 2013年12月05日
要約:
【課題】照射窓の狭い小型低エネルギー電子加速器を利用して被照射物の外表面全体に均一に電子線を照射することが可能で、各部位の滅菌レベルを同程度にして滅菌効果の信頼性と安全性を高く維持できると共に、電子加速器のコストと使用限界(寿命)を長くして装置の初期費用とメンテナンス費用を低く抑えることができる電子線照射装置を提供する。【解決手段】電子線照射領域を形成する電子線照射手段と被照射物の一部を挟持して電子線照射領域内を通過させる挟持移動手段とを有して、挟持移動手段が備える2つの挟持機構による被照射物の持ち替えと、2つの回転機構による被照射物の回転と、2つの移動機構による被照射物の移動とを組み合わせることにより、被照射物の全表面が電子線照射領域を均一に通過することができる。【選択図】図5
請求項(抜粋):
電子線を発生して電子線照射領域を形成する電子線照射手段と、 被照射物の一部位を挟持して当該被照射物が前記電子線照射領域内を通過するように移動する挟持移動手段とを有しており、 前記電子線照射手段は、3台の電子加速器からなり、前記被照射物の上面、下面及び1側面を被照射面として、これら3つの被照射面にそれぞれ対向するように略平行に位置する3つの照射窓を備え、 前記3つの照射窓のうち前記被照射物の上面又は下面に対向する照射窓は、それぞれ前記被照射物の上面又は下面の全幅の少なくとも2分の1を照射幅として有し、 前記3つの照射窓のうち前記被照射物の1側面に対向する照射窓は、前記被照射物の1側面の少なくとも全幅を照射幅として有しており、 前記挟持移動手段は、前記被照射物のそれぞれ別の部位を挟持する2つの挟持機構と、前記2つの挟持機構にそれぞれ挟持された前記被照射物が前記電子線照射領域内を通過するように前記挟持機構をそれぞれ前後方向に移動させる2つの移動機構と、前記2つの挟持機構にそれぞれ挟持された前記被照射物が回転するように前記挟持機構を回転させる2つの回転機構とを備え、 前記被照射物が第1の挟持機構により挟持されているときには、第1の移動機構及び第1の回転機構の作動により、前記被照射物の上面及び下面のうち前記第1の挟持機構が挟持する部位を含まない部分、並びに、前記被照射物の側面のうち前記第1の挟持機構が挟持する部位を含まない側面が前記電子線照射領域内を通過し、 前記被照射物が前記第1の挟持機構から離れ第2の挟持機構により挟持されているときには、第2の移動機構及び第2の回転機構の作動により、前記被照射物の上面及び下面のうち前記第2の挟持機構が挟持する部位を含まない部分、並びに、前記被照射物の側面のうち前記第2の挟持機構が挟持する部位を含まない側面が前記電子線照射領域内を通過するように作動する電子線照射装置。
IPC (2件):
G21K 5/04 ,  A61L 2/08
FI (3件):
G21K5/04 S ,  G21K5/04 E ,  A61L2/08
Fターム (5件):
4C058AA16 ,  4C058BB06 ,  4C058KK03 ,  4C058KK22 ,  4C058KK50
引用特許:
審査官引用 (3件)

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