特許
J-GLOBAL ID:201303016237950552

分散電源の単独運転検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 恵二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-247669
公開番号(公開出願番号):特開2013-106405
出願日: 2011年11月11日
公開日(公表日): 2013年05月30日
要約:
【課題】次数間電流注入方式の単独運転検出装置において、系統擾乱発生時の不要動作防止と、単独運転の高速検出とを両立させる。【解決手段】単独運転監視装置36は、連系点電圧Vsから、注入次数の高調波成分、その上側、下側次数成分を抽出する第1抽出器44と、注入次数の電圧Vmを抽出する第1補正器46と、当該電圧Vmを判定値J1と比較して分散電源の単独運転を検出して信号D1を出力する第1判定器48とを有する第1監視回路42を備えている。更に、連系点電圧Vsから、補助次数の電圧Vpを抽出する第2抽出器52と、当該電圧Vpを判定値J2と比較して分散電源の単独運転を検出して信号D2を出力する第2判定器54と、この信号D2の継続を判定して信号D3を出力する継続判定器56とを有する第2監視回路50と、信号D1及びD3のANDを取って単独運転検出信号DSを出力する論理積回路58とを備えている。【選択図】図4
請求項(抜粋):
分散電源を有する分散電源保有設備が配電系統に接続された構成のシステムに適用されるものであって、 前記分散電源保有設備側から前記配電系統に、当該配電系統の基本波の1倍よりも大きい非整数倍の注入次数の注入電流を注入する電流注入装置と、 前記分散電源保有設備と前記配電系統との連系点における前記注入次数の電圧を測定して当該注入次数の電圧を用いて、前記分散電源が単独運転になったことを検出して単独運転検出信号を出力する単独運転監視装置とを備えている単独運転検出装置において、 前記単独運転監視装置は、 (1)(a)前記連系点における電圧から、離散フーリエ変換によって、前記注入次数の高調波成分、前記注入次数の上側の非整数次数の上側次数成分および前記注入次数の下側の非整数次数の下側次数成分をそれぞれ抽出する第1抽出器と、 (b)前記第1抽出器で抽出した前記上側次数成分および下側次数成分の重みつき平均から、前記抽出した注入次数の高調波成分に含まれる前記配電系統の基本波成分に基づく誤差を補間演算し、かつ前記抽出した注入次数の高調波成分から当該誤差を減算して除去して、前記注入次数の電圧を抽出する第1補正器と、 (c)前記第1補正器から与えられる前記注入次数の電圧を所定の判定値と比較して、前記分散電源が単独運転になったことを検出して第1検出信号を出力する第1判定器とを有している第1監視回路と、 (2)(a)前記連系点における電圧から、離散フーリエ変換によって、前記注入次数±1次の範囲内にありかつ奇数次を除く次数である補助次数の電圧を、前記第1抽出器における計測期間よりも短い計測期間で抽出する第2抽出器と、 (b)前記第2抽出器から与えられる前記補助次数の電圧を所定の判定値と比較して、前記分散電源が単独運転になったことを検出して第2検出信号を出力する第2判定器と、 (c)前記第2判定器から与えられる前記第2検出信号が所定の継続確認時間継続したときに第3検出信号を出力する継続判定器とを有している第2監視回路と、 (3)前記第1監視回路から与えられる前記第1検出信号と前記第2監視回路から与えられる前記第3検出信号の論理積を取って前記単独運転検出信号を出力する論理積回路とを備えている、ことを特徴とする分散電源の単独運転検出装置。
IPC (1件):
H02J 3/38
FI (1件):
H02J3/38 W
Fターム (2件):
5G066HA11 ,  5G066HB02
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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