特許
J-GLOBAL ID:201303019663119681

質量分析データ処理方法及び質量分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-027362
公開番号(公開出願番号):特開2013-130584
出願日: 2013年02月15日
公開日(公表日): 2013年07月04日
要約:
【課題】イオン検出器において時間的に変動する電気ノイズを精度よく除去し質量スペクトルを作成する。【解決手段】データ処理部では、イオントラップから各種イオンが出射されてTOF飛行空間を飛行してイオン検出器に到達するまでの時間tと、イオン検出器で検出された信号強度データをセットにして順次保存する。そして、測定質量範囲に対応した時間範囲T2に得られたデータをプロファイルデータとし、m/z最小のイオンが到達する前の期間T1又はm/z最大のイオンが到達した後の期間T3、に得られたデータをノイズ成分データとしてそれぞれ抽出する。ノイズ成分データからノイズレベルや標準偏差等のノイズ情報を算出し、このノイズ情報を用いてプロファイルデータからノイズを除去する。質量走査毎にノイズ成分データとプロファイルデータとがほぼ同時に得られるため、ノイズの時間的変動の影響を殆ど受けずに的確なノイズ除去を実現できる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
イオン源と、該イオン源で生成されたイオンを質量分離する質量分離器と、質量分離されたイオンを検出する検出器と、を備える質量分析装置により収集された、所定の質量範囲に亘る質量スペクトルを作成するためのデータを処理するデータ処理方法であって、 a)質量走査に対して収集された測定データの中で試料に由来するイオンが検出器に到達しない範囲のデータを抽出して、該データに基づいて統計処理を実施し閾値を算出するノイズ情報取得ステップと、 b)前記測定データの中で測定質量範囲に対応したデータをプロファイルデータとして抽出するプロファイルデータ取得ステップと、 c)前記閾値を利用して前記プロファイルデータからノイズ成分を除去するノイズ除去処理ステップと、 d)ノイズ除去がなされたプロファイルデータを用いて質量スペクトルを作成するスペクトル作成ステップと、 を有することを特徴とする質量分析データ処理方法。
IPC (2件):
G01N 27/62 ,  H01J 49/34
FI (3件):
G01N27/62 D ,  G01N27/62 V ,  H01J49/34
Fターム (20件):
2G041CA01 ,  2G041DA02 ,  2G041DA05 ,  2G041DA09 ,  2G041DA18 ,  2G041EA04 ,  2G041GA04 ,  2G041GA06 ,  2G041GA08 ,  2G041GA10 ,  2G041GA13 ,  2G041GA20 ,  2G041GA22 ,  2G041GA27 ,  2G041GA29 ,  2G041GA30 ,  2G041HA01 ,  2G041LA01 ,  2G041LA06 ,  2G041MA05
引用特許:
出願人引用 (5件)
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引用文献:
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