特許
J-GLOBAL ID:201303037082690416

混合イオン交換樹脂、脱塩方法および脱塩装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-152044
公開番号(公開出願番号):特開2013-017935
出願日: 2011年07月08日
公開日(公表日): 2013年01月31日
要約:
【課題】原子力発電所における脱塩に有用な混合イオン交換樹脂であって、冷却水中の懸濁性金属腐食生成物の除去性能が高く、かつ冷却水の浄化に使用できる期間が長く、その結果、使用済みのイオン交換樹脂よりなる放射性廃棄物量を低減することができる混合イオン交換樹脂を提供する。【解決手段】原子力発電所における脱塩処理に使用される酸性陽イオン交換樹脂と塩基性陰イオン交換樹脂との混合イオン交換樹脂であって、酸性陽イオン交換樹脂の架橋度が8〜12重量%であり、塩基性陰イオン交換樹脂について特定の方法で測定したポリスチレンスルホン酸の吸着量が0.18〜1.00mmoL/L-樹脂である混合イオン交換樹脂。【選択図】なし
請求項(抜粋):
原子力発電所における冷却水の脱塩処理に使用される酸性陽イオン交換樹脂と塩基性陰イオン交換樹脂との混合イオン交換樹脂であって、前記酸性陽イオン交換樹脂が、架橋度が8〜12重量%の樹脂であり、かつ前記塩基性陰イオン交換樹脂が、下記のポリスチレンスルホン酸の吸着能の評価における単位樹脂量当たりのポリスチレンスルホン酸の吸着量が0.18〜1.00mmoL/L-樹脂の樹脂であることを特徴とする混合イオン交換樹脂。 <塩基性陰イオン交換樹脂のポリスチレンスルホン酸の吸着能の評価> 東ソー有機化学(株)製ポリスチレンスルホン酸ナトリウム「ポリナスPS-1」を酸性陽イオン交換樹脂に通液してH形とした後、水を添加してH濃度として0.01mmol/Lに希釈することにより、濃度調整したポリスチレンスルホン酸水溶液を調整する。 塩基性陰イオン交換樹脂10mL相当量をカラムに充填した後、上記濃度調整したポリスチレンスルホン酸水溶液を3.3mL/分の流速で通液し、カラム出口水の波長225nmにおけるUV吸光度を測定する。カラム出口水のUV吸光度が、濃度調整したポリスチレンスルホン酸水溶液のUV吸光度と比較して50%となる時点を、塩基性陰イオン交換樹脂の50%破過時点とし、その時点までの通液ポリスチレンスルホン酸量を50%破過相当ポリスチレンスルホン酸吸着量とし、この値を塩基性陰イオン交換樹脂1L当たりの量に換算してポリスチレンスルホン酸の吸着能とする。
IPC (4件):
B01J 47/04 ,  B01J 39/18 ,  B01J 41/12 ,  C02F 1/42
FI (5件):
B01J47/04 Z ,  B01J39/18 ,  B01J41/12 Z ,  C02F1/42 A ,  C02F1/42 B
Fターム (9件):
4D025AA07 ,  4D025AB01 ,  4D025AB05 ,  4D025BA08 ,  4D025BA09 ,  4D025BA13 ,  4D025BA22 ,  4D025BB01 ,  4D025BB04
引用特許:
審査官引用 (4件)
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