特許
J-GLOBAL ID:201303040167719872

湿式多板クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人あいち国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-057162
公開番号(公開出願番号):特開2013-190053
出願日: 2012年03月14日
公開日(公表日): 2013年09月26日
要約:
【課題】非接合状態における引き摺り損失を防ぐことができ、潤滑油の供給量の制御が容易であると共にクラッチ切換え制御が容易である湿式多板クラッチを提供すること。【解決手段】湿式多板クラッチ1は、シャフト11に取り付けられたインナドラム2と、複数のインナプレート3と、アウタドラム4と、複数のアウタプレート5と、アウタプレート及びインナプレートを押圧するピストン6と、インナプレート及びアウタプレートの摺動を制限する摺動規制手段13と、インナドラムの内側に配置されると共にピストンと連動して軸方向にスライドするスライドドラム7と、スライドドラムの内側に潤滑油を供給する油供給路13と、スライドドラムを貫通したスライド通油孔71と、インナドラムを貫通したインナ通油孔21とを備えている。非接合状態よりも接合状態の方がスライド通油孔とインナ通油孔との間における潤滑油の流通抵抗が小さくなるよう構成してある。【選択図】図1
請求項(抜粋):
シャフト(11)に取り付けられたインナドラム(2)と、 該インナドラム(2)に対して周方向に固定され軸方向に摺動可能に設けられた複数のインナプレート(3)と、 上記インナドラム(2)に対して相対的に回転可能に取り付けられたアウタドラム(4)と、 該アウタドラム(4)に対して周方向に固定され軸方向に摺動可能に設けられるとともに上記インナプレート(3)と交互に配置された複数のアウタプレート(5)と、 該アウタプレート(5)及び上記インナプレート(3)を軸方向に押圧してこれらを摩擦接合させるピストン(6)と、 該ピストン(6)による押圧時に上記複数のインナプレート(3)及び上記複数のアウタプレート(5)の軸方向の摺動を制限する摺動規制手段(12)と、 上記インナドラム(2)の内側に配置されて該インナドラム(2)の内周面に外周面を対向させるとともに、上記ピストン(6)に接続されて該ピストン(6)と連動して軸方向にスライドするよう構成されたスライドドラム(7)と、 該スライドドラム(7)の内側に潤滑油を供給する油供給路(13)と、 上記スライドドラム(7)を径方向に貫通したスライド通油孔(71)と、 上記インナドラム(2)を径方向に貫通したインナ通油孔(21)とを備え、 上記アウタプレート(5)と上記インナプレート(3)とが互いに離間した非接合状態(S1)よりも、上記ピストン(6)の押圧によって上記アウタプレート(5)と上記インナプレート(3)とが摩擦接合された接合状態(S2)の方が、上記スライド通油孔(71)と上記インナ通油孔(21)との間における上記潤滑油の流通抵抗が小さくなるよう構成されていることを特徴とする湿式多板クラッチ(1)。
IPC (3件):
F16D 13/74 ,  F16D 25/12 ,  F16D 27/115
FI (3件):
F16D13/74 A ,  F16D25/12 C ,  F16D27/10 351C
Fターム (13件):
3J056AA60 ,  3J056AA62 ,  3J056BA05 ,  3J056BB12 ,  3J056BE21 ,  3J056GA02 ,  3J056GA12 ,  3J057AA01 ,  3J057AA04 ,  3J057BB04 ,  3J057EE05 ,  3J057HH02 ,  3J057JJ01
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 油圧クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-046930   出願人:本田技研工業株式会社
  • 油圧PTOクラッチ構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-326643   出願人:ヤンマー株式会社
  • 油圧クラッチ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-266778   出願人:株式会社神崎高級工機製作所
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審査官引用 (8件)
  • 油圧クラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-046930   出願人:本田技研工業株式会社
  • 油圧PTOクラッチ構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-326643   出願人:ヤンマー株式会社
  • 油圧クラッチ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-266778   出願人:株式会社神崎高級工機製作所
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