特許
J-GLOBAL ID:201303053841390835

サーメット及びその製造方法、並びに切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山野 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-144976
公開番号(公開出願番号):特開2013-010997
出願日: 2011年06月29日
公開日(公表日): 2013年01月17日
要約:
【課題】耐摩耗性及び耐欠損性に優れ、更に耐熱衝撃性、耐溶着性にも優れるサーメット、及びその製造方法を提供する。【解決手段】サーメットは、硬質相が結合相により結合されてなる。硬質相は、Ti(C,N)のみからなる第1の硬質相1と、少なくともチタン及びタングステンを含む複合炭窒化物固溶体からなる第2の硬質相2と、第2硬質相と同一の元素からなり、第2硬質相よりもタングステン濃度が高い第3の硬質相3と、に分類できる。そして、体積を2分割する任意の断面において、深さ150μmの地点を中心とする第1正方形領域と、深さ5μmの地点を中心とする第2正方形領域における第1硬質相の面積割合をそれぞれSx、Syとしたとき、Sy/Sx<0.75を満たす。また、上記した任意の断面において、焼き肌面には、厚さ1μm以上、かつ、その厚さ方向と直交する幅方向に1μm以上の連続した結合相の浸出層が存在しない。【選択図】図1
請求項(抜粋):
周期表第4,5,6族の金属元素から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、炭素及び窒素の少なくとも1種の元素との化合物を含む硬質相が、鉄族金属を主成分とする結合相により結合されてなるサーメットであって、 前記硬質相は、 炭窒化チタンのみからなる第1の硬質相と、 少なくともチタン及びタングステンを含む複合炭窒化物固溶体からなる第2の硬質相と、 前記第2硬質相と同一の元素からなり、前記第2硬質相よりもタングステン濃度が高い第3の硬質相と、 に分類することができ、 前記サーメットの体積を2分割する任意の断面において、 焼き肌面の任意の点からその面に直交する深さ方向に直線を引き、 前記直線上の深さ150μmの地点を中心とする1辺が10μmの正方形の領域を第1正方形領域とし、 前記直線上の深さ5μmの地点を中心とする1辺が10μmの正方形の領域を第2正方形領域とし、 前記第1正方形領域と前記第2正方形領域における前記第1硬質相の面積割合をそれぞれSx、Syとしたとき、 Sy/Sx<0.75を満たし、 焼き肌面には、厚さ1μm以上、かつ、その厚さ方向と直交する幅方向に1μm以上の連続した結合相の浸出層が存在しないことを特徴とするサーメット。
IPC (4件):
C22C 29/04 ,  B22F 3/10 ,  B23B 27/14 ,  B23P 15/28
FI (4件):
C22C29/04 A ,  B22F3/10 H ,  B23B27/14 B ,  B23P15/28 Z
Fターム (16件):
3C046FF34 ,  3C046FF38 ,  3C046FF40 ,  3C046FF43 ,  3C046FF46 ,  4K018AD04 ,  4K018BA04 ,  4K018BA09 ,  4K018BA11 ,  4K018BA20 ,  4K018DA21 ,  4K018DA28 ,  4K018DA31 ,  4K018FA24 ,  4K018KA15 ,  4K018KA62
引用特許:
審査官引用 (10件)
全件表示

前のページに戻る