特許
J-GLOBAL ID:200903097960258834

TiCN基サーメットおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-022282
公開番号(公開出願番号):特開2005-213599
出願日: 2004年01月29日
公開日(公表日): 2005年08月11日
要約:
【課題】 耐摩耗性、耐欠損性に優れたTiCN基サーメット製切削工具を提供する。 【解決手段】 TiCNと、Ti以外の周期律表IVa、VaおよびVIa族の金属のの炭化物、窒化物および炭窒化物を含む硬質相2を、1〜30重量%のCo、Niの結合相3にて結合したTiCN基サーメット1の任意断面の走査型電子顕微鏡写真(SEM)において、硬質相2が黒色の第1硬質相2aと灰白色の第2硬質相2bとからなり、サーメット1内部における第1硬質相2aの平均粒径d1inが0.05〜1.5μm、内部の全体に占める第1硬質相2aの面積比率S1inが40〜80面積%、サーメット1表面に第1硬質相2aの平均粒径d1sfと内部における第1硬質相2aの平均粒径d1inとの比(d1sf/d1in)が1.1〜3で、表面部に占める第1硬質相2aの面積比率S1sfと内部における第1硬質相2aの面積比率S1inとの比(S1sf/S1in)が0.3〜0.7からなる表面領域sfが存在する。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
TiCNと、Ti以外の周期律表IVa、VaおよびVIa族の金属の中から選択される少なくとも1種の金属の炭化物、窒化物および炭窒化物の少なくとも一種を含む硬質相を、Coおよび/またはNiの結合相1〜30重量%にて結合してなるTiCN基サーメットであって、該TiCN基サーメット任意断面の走査型電子顕微鏡写真(SEM)において、前記硬質相が黒色の第1硬質相と灰白色の第2硬質相とからなり、前記サーメット内部における第1硬質相の平均粒径d1inが0.05〜1.5μmで、前記サーメット内部の全体に占める第1硬質相の面積比率S1inが40〜80面積%からなるとともに、前記サーメット表面に前記第1硬質相の平均粒径d1sfと前記サーメット内部における第1硬質相の平均粒径d1inとの比(d1sf/d1in)が1.1〜3で、前記サーメット表面部に占める第1硬質相の面積比率S1sfと前記サーメット内部における第1硬質相の面積比率S1inとの比(S1sf/S1in)が0.3〜0.7からなる表面領域sfが存在することを特徴とするTiCN基サーメット。
IPC (2件):
C22C29/04 ,  B22F3/10
FI (2件):
C22C29/04 A ,  B22F3/10 D
Fターム (12件):
3C046FF34 ,  3C046FF40 ,  3C046FF43 ,  4K018AD04 ,  4K018BA04 ,  4K018BA11 ,  4K018BC13 ,  4K018CA11 ,  4K018DA11 ,  4K018DA22 ,  4K018DA33 ,  4K018KA15
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 炭窒化チタン基合金
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-315523   出願人:北海道住電精密株式会社, 住友電気工業株式会社
審査官引用 (26件)
  • サーメット製切削工具およびその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-096109   出願人:京セラ株式会社
  • TiCN基サーメット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-043815   出願人:京セラ株式会社
  • TiCN基サーメット
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-215177   出願人:京セラ株式会社
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