特許
J-GLOBAL ID:201303085365865934

回転伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鎌田 文二 ,  鎌田 直也 ,  中谷 弥一郎 ,  清水 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-249374
公開番号(公開出願番号):特開2013-145045
出願日: 2012年11月13日
公開日(公表日): 2013年07月25日
要約:
【課題】2方向クラッチをミス係合させることなく精度よく作動させることができるようにした応答性に優れた回転伝達装置を提供することである。【解決手段】電磁クラッチ50の電磁石53に対する通電により、2方向クラッチ10を形成する制御保持器16Bを軸方向に移動させ、その移動に伴ない制御保持器16Aと回転保持器16Bをポケット27の周方向幅が小さくなる方向に相対回転させて一対のローラ15を外輪11の内周および内輪13の外周に対して係合解除させる回転伝達装置において、内輪13の軸方向端面に衝合されて制御保持器16Aと回転保持器16Bがローラ15の中立位置からポケット27の周方向幅が小さくなる方向に相対回転するのを防止するばねホルダ45を入力軸1に固着し、ばねホルダ45が軸方向に移動するのを防止して、2方向クラッチがミス係合するのを防止する。内輪13を入力軸1に一体的に形成して、内輪13のガタツキを皆無とし、入力軸1から出力軸2への回転伝達の応答遅れを防止する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
入力軸と、その入力軸と同軸上に配置された出力軸の相互間において回転の伝達と遮断とを行なう2方向クラッチおよびその2方向クラッチの係合および解除を制御する電磁クラッチを有し、 前記2方向クラッチが、前記出力軸の軸端部に設けられた外輪の内周と前記入力軸の軸端部に設けられた内輪の外周間に、制御保持器および回転保持器のそれぞれに設けられた柱部が周方向に交互に配置されるよう組込み、隣接する柱部間に形成されたポケット内に前記外輪の内周および内輪の外周に対して係合可能な一対の係合子と、その一対の係合子を離反する方向に付勢する弾性部材とを組込んだ構成とされ、 前記電磁クラッチが、電磁石を有し、その電磁石に対する通電により制御保持器を軸方向に移動させ、その移動により制御保持器と回転保持器をポケットの周方向幅が小さくなる方向に相対回転させて一対の係合子を係合解除させる構成とされ、 前記内輪の軸方向端面に衝合されて、その内輪に回り止めされた環状のばねホルダの外周に、制御保持器と回転保持器の柱部を受け止めて前記一対の係合子が係合解除とされる中立位置から制御保持器と回転保持器がポケットの周方向幅が小さくなる方向にさらに相対回転するのを阻止する制動片と、その制動片の外周部から前記弾性部材の径方向外方に張り出して弾性部材の脱落するのを阻止するばね保持片を設けた回転伝達装置において、 前記内輪を入力軸に一体に形成し、前記ばねホルダが前記内輪の軸方向端面から離反するのを阻止する位置決め手段を設けたことを特徴とする回転伝達装置。
IPC (2件):
F16D 41/08 ,  F16D 27/118
FI (2件):
F16D41/08 Z ,  F16D27/10 361
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 回転伝達装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-142713   出願人:NTN株式会社
  • 2方向ローラクラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-320841   出願人:NTN株式会社
  • 回転伝達装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-033358   出願人:NTN株式会社
審査官引用 (3件)
  • 回転伝達装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-142713   出願人:NTN株式会社
  • 2方向ローラクラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-320841   出願人:NTN株式会社
  • 回転伝達装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-033358   出願人:NTN株式会社

前のページに戻る