特許
J-GLOBAL ID:201303098393557123

蒸気圧力制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 内藤 俊太 ,  田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-027040
公開番号(公開出願番号):特開2013-164195
出願日: 2012年02月10日
公開日(公表日): 2013年08月22日
要約:
【課題】ボイラ・タービン・発電機設備における蒸気圧力の制御性を向上させ、かつ、大きなゲインを設定した場合において振動が発生してもその発生を抑制しうる蒸気圧力制御方法を提供する。【解決手段】微分制御を含み、蒸気圧力実績値と蒸気圧力設定値の間の蒸気圧力偏差(△P)が予め設定した圧力範囲37を逸脱し(31)、かつ、圧力範囲37に突入する現象が2回以上発生した場合(34)に、前記蒸気圧力偏差(△P)が予め設定した圧力範囲を第1回目に逸脱した時刻31から第2回目に前記圧力範囲に突入する時刻34までの時間(TP)が予め設定した時間(TV)以下である場合に蒸気圧力の振動が発生したと認定し、蒸気圧偏差(△P)の微分制御による補正量に対して、蒸気圧力偏差(△P)の区分に応じて燃料量補正量を修正ゲインにより修正し、蒸気圧力偏差(△P)が零となる値を含む区分においては、前記修正ゲインを零とする。【選択図】図4
請求項(抜粋):
ボイラに燃料を供給して燃焼させた熱を熱交換器で吸収して発生させた蒸気をタービンへ供給して発電するボイラ・タービン・発電機設備の蒸気圧力実績値を一定値に制御すべくボイラに供給する燃料量を補正するにあたり、ボイラ蒸気圧力設定値とボイラ蒸気圧力実績値の差を蒸気圧力偏差(ΔP)とし、蒸気圧力偏差(△P)の微分値に微分ゲインKdを乗じた値を用いて前記燃料量補正量を算出して補正(以下、「微分制御」という。)する方法であって、 前記蒸気圧力偏差(△P)が予め設定した圧力範囲を逸脱し、かつ、前記圧力範囲に突入する現象が2回以上発生した場合であって、前記蒸気圧力偏差(△P)が予め設定した圧力範囲を第1回目に逸脱した時刻(以下、「第1回目の逸脱時刻」という。)から第2回目に前記圧力範囲に突入する時刻(以下、「第2回目の突入時刻」という。)までの時間(以下、「疑似振動周期」という。)(TP)が予め設定した時間(TV)以下であったときの当該第2回目の突入時刻(以下、「開始時刻」という。)に、前記微分制御による補正量に対して、前記蒸気圧力偏差(△P)の区分に応じて前記燃料量補正量を修正ゲインにより修正するステップを有し、 前記蒸気圧力偏差(△P)が零となる値を含む区分においては、前記修正ゲインを零とすることを特徴とする蒸気圧力制御方法。
IPC (1件):
F22B 35/00
FI (1件):
F22B35/00 J
Fターム (4件):
3L021AA05 ,  3L021CA06 ,  3L021DA04 ,  3L021FA12
引用特許:
審査官引用 (10件)
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