抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国の都市高速道路は,2012年に均一料金から対距離料金設定に移行し,ランプ間の交通量に対応した多様な料金設定の可能性が生まれた。次善料金は,パフォーマンス関数が,社会的限界費用(SMC)より低い次善条件をあらわす。一般道路網でのオンランプ・オフランプ間のリンク単位の料金徴収は現実的でないため,需要変動型の交通量配分法に基づく,次善の料金設定方法を検討する。本研究は,償還主義の受益者負担原則に基づき,一般道路と高速道路を総合的に考え,一般道路と高速道路を総合的に考えた都市道路網全体を対象とした。知的情報処理モデルには,ニューラルネットワーク(NN)を用いた推計を行った。利用者均衡分析方法の整理と,交通量配分法に関する対距離料金,最適対距離料金設定の検討を行った結果,対距離料金の妥当な設定は,都市高速道路上の料金徴収の条件下での次善料金設定といえることを確認した。