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J-GLOBAL ID：201402246504054030   整理番号：14A0398775

房総半島南部太平洋側浅海域における海溝斜面盆地群の構造:2005・2007房総南部浅海域高分解能反射法地震探査の成果

著者 (8件)： 山本修治 ,  阿部信太郎 (産業技術総合研) ,  佐藤比呂志 (東大 地震研) ,  古屋裕 (千葉大 大学院理学研究科) ,  古屋裕 (伊藤忠石油開発) ,  荒井良祐 (川崎地質) ,  津村紀子 ,  伊藤谷生 (帝京平成大)
資料名： 活断層・古地震研究報告  (Annual Report on Active Fault and Paleoearthquake Researches)
号： 13  ページ： 75-110  発行年： 2013年11月01日 
JST資料番号： F1244A  ISSN： 1883-9681  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 房総半島南部太平洋側浅海域において,高分解能マルチチャンネル反射法地震探査を実施した。その結果,太平洋側の沖合に厚さ最大200mの堆積物を充填する2つの斜面盆地を発見した。斜面盆地充填堆積物は,陸上地質との速度層序の対比から陸上の豊房層群相当層と考えられる。Bo2005側線では,現在の海底地形に波長約10kmの波曲構造が認められた。この南北性の波曲構造は同海域に発達する斜面盆地群の形成に強く関与したと考えられ,沈み込み帯の地殻変動の新しいメカニズムとして注目される。

シソーラス用語： 千葉県 ,  *更新世 ,  *反射法地震探査 ,  半島 ,  堆積盆地 ,  海底地形 ,  *北西太平洋 ,  海底地質 ,  層序 ,  地質構造 ,  房総半島 ,  震探層序
準シソーラス用語： 地震層序

分類 (3件)： 地震探査  (DE10030B) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  海洋地質学  (DE06000F)

引用文献 (21件)：

• 千代延俊・山本由弦(2013)南房総に分布する中部~上部中新統の石灰質ナンノ化石層序~付加体-被覆層システムの構造発達と関連して~,日本地質学会関東支部 第1回「房総・三浦地質研究サミット」講演要旨集,12-13.
• 古屋 裕・伊藤谷生・佐藤比呂志・平田 直・駒田希充・津村紀子・浅尾一巳・荒井良祐・半場康弘(2009)反射法地震探査による房総半島南西部内房沿岸の浅部地下構造,地震研彙報,Vol.84 (2009), pp.307-329.
• 林 広樹・高橋雅紀・柳沢幸夫・山水史生・渡辺真人・堀内誠示・長谷川四郎・笠原敬司(2004)千葉県南部鴨川中深層観測井の坑井地質と地質年代. 防災科研研究報告,65,97-118.
• 貝塚爽平(1974)関東地方の島弧における位置と第四紀地殻変動.垣見俊弘・鈴木尉元編「関東地方の地震と地殻変動」,99-118,ラティス.
• 海上保安庁(1994)大陸棚の海の基本図-海底地形図(6640)「相模湾南方」1:200,000.

タイトルに関連する用語 (9件)： 房総半島 ,  太平洋 ,  浅海域 ,  海溝 ,  斜面 ,  盆地 ,  高分解能 ,  反射法地震探査 ,  成果