抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
内部に伸長した気孔が一方向に配列した形態を有するロータス(レンコン)型ポーラス金属は,一般的に一方向凝固手法で作製されるため,母相は焼なまし状態の機械的性質しか持たない。母相の強化の目的と利用製品への成形のために塑性加工が望まれるが,通常の塑性加工では形成した空洞が圧壊して所期の性能を損なう問題がある。本稿では,ロータス型ポーラス金属の特長を活かしたまま塑性加工を可能にする技術について記した。この技術はECAE(Equal Channel Angular Extraction)と呼ばれるもので,初めにその原理を示した。ほぼ同一寸法で角度を形成するチャネルを有する金型内を被加工物を通過させることで断面収縮無しで材料内に塑性流動を与えるものである。この技術の銅ロータス型ポーラス金属へ適用した例を挙げ,加工パスの回数とともに圧縮強度および硬度が上昇していることを示した。