特許
J-GLOBAL ID:201403006796410918

電動駐車ブレーキ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人ゆうあい特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-092546
公開番号(公開出願番号):特開2014-213721
出願日: 2013年04月25日
公開日(公表日): 2014年11月17日
要約:
【課題】より的確にブレーキパッドなどの摩擦材とブレーキディスクなどの被摩擦材との間のクリアランスを一定に保てる精度の良いリリース制御を行えるようにする。【解決手段】ロック制御時の総ブレーキ力Fがリリース制御時のW/C圧に基づいて発生させられているサービスブレーキ力F(WC)よりも小さいときには総ブレーキ力Fに基づいてリリース制御終了時間Tthを演算し、大きいときにはW/C圧に基づいてリリース制御終了時間Tthを演算する。これにより、総ブレーキ力Fよりもサービスブレーキ力F(WC)の方が大きくなったとしても、総ブレーキ力Fに基づいて的確に推進軸をリリース位置まで移動させるのに必要とされるリリース制御終了時間Tthを設定できる。したがって、リリース制御時に発生させられているW/C圧にかかわらず、精度の良いリリース制御を行うことが可能となる。【選択図】図8
請求項(抜粋):
モータ(10)が回転駆動されると、前記モータ(10)の回転運動が直線運動に変換されて直線移動させられる推進軸(18)を有し、該推進軸(18)の移動により、前記モータ(10)が正回転駆動されるときには摩擦材(11)を車輪に取り付けられた被摩擦材(12)に向かう方向に移動させて駐車ブレーキ力を発生させ、前記モータ(10)が逆回転駆動されるときには前記摩擦材(11)を前記被摩擦材(12)から離れる方向に移動させて前記駐車ブレーキ力を低減させる電動パーキングブレーキ(2)と、 ドライバによってブレーキペダル(3)が操作されることによりブレーキ液収容室(14a)内にホイールシリンダ圧が発生させられると、前記摩擦材(11)が前記被摩擦材(12)に向かう方向に移動してサービスブレーキ力を発生させるサービスブレーキ(1)と、を有する車両用ブレーキシステムに適用され、 前記モータ(10)を制御することで、前記推進軸(18)を前記ブレーキ液収容室(14a)内において直線移動させ、前記摩擦材(11)を直線移動させて、前記駐車ブレーキ力の発生および解除を行う電動駐車ブレーキ制御装置であって、 前記モータ(10)を正回転駆動することにより前記摩擦材(11)を前記被摩擦材(12)に向かう方向に移動させて前記電動パーキングブレーキ(2)による駐車ブレーキ力を発生させたのち、前記モータ(10)の駆動を停止して前記駐車ブレーキ力を保持するロック制御を行うロック制御手段(S140)と、 前記モータ(10)を逆回転駆動することにより前記摩擦材(11)を前記被摩擦材(12)から離れる方向に移動させて前記電動パーキングブレーキ(2)による駐車ブレーキ力を低減させたのち、前記モータ(10)の駆動を停止して前記駐車ブレーキ力を解除するリリース制御を行うリリース制御手段(S170)とを備え、 前記リリース制御手段(S170)は、前記モータ(10)の駆動時に流れるモータ電流(I)を取得し、該取得した前記モータ電流(I)の微分値の絶対値が閾値(KC)未満であるか否かを判定する判定手段(S320)と、 前記判定手段(S320)にて前記モータ電流(I)の微分値の絶対値が閾値(KC)未満であると判定されると、当該判定されたときの前記モータ電流(I)に基づいて、当該判定されたときから前記モータ(10)の駆動を停止するまでの時間であるリリース制御終了時間(Tth)を設定する終了時間設定手段(S330)と、 前記終了時間設定手段(S330)にて設定されたリリース制御終了時間(Tth)を計測し、前記判定手段(S320)にて前記モータ電流(I)の微分値の絶対値が閾値(KC)未満であると判定されたときから、前記リリース制御終了時間(Tth)が経過したときに前記モータ(10)の駆動を停止する駆動停止手段(S360)と、を含み、 前記終了時間設定手段(S330)は、前記ロック制御において保持された前記駐車ブレーキ力(F)よりも前記リリース制御時に前記ホイールシリンダ圧に基づいて発生させられたサービスブレーキ力(F(WC))が大きいときには、前記ロック制御において保持された前記駐車ブレーキ力(F)に基づいて前記リリース制御終了時間(Tth)を設定することを特徴とする電動駐車ブレーキ制御装置。
IPC (3件):
B60T 13/74 ,  B60T 7/12 ,  F16D 65/14
FI (6件):
B60T13/74 Z ,  B60T7/12 A ,  F16D65/14 ,  F16D65/14 104 ,  F16D65/14 124 ,  F16D65/14 340
Fターム (51件):
3D048BB29 ,  3D048CC05 ,  3D048CC49 ,  3D048CC57 ,  3D048HH13 ,  3D048HH18 ,  3D048HH66 ,  3D048HH67 ,  3D048RR06 ,  3D246BA02 ,  3D246BA08 ,  3D246DA02 ,  3D246GA21 ,  3D246GA22 ,  3D246GB15 ,  3D246GB40 ,  3D246GC09 ,  3D246GC11 ,  3D246GC14 ,  3D246HA03A ,  3D246HA04A ,  3D246HA06A ,  3D246HA37C ,  3D246HA43A ,  3D246HA44A ,  3D246HA48A ,  3D246HA51A ,  3D246HC01 ,  3D246HC05 ,  3D246JB43 ,  3D246JB53 ,  3D246KA06 ,  3D246KA11 ,  3D246LA13Z ,  3J058AA53 ,  3J058AA77 ,  3J058AA78 ,  3J058AA87 ,  3J058CC03 ,  3J058CC15 ,  3J058CC19 ,  3J058CC62 ,  3J058CC81 ,  3J058DA40 ,  3J058DB18 ,  3J058DB21 ,  3J058DB23 ,  3J058FA04 ,  3J058FA05 ,  3J058FA06 ,  3J058FA07
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 駐車ブレーキ制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-217236   出願人:株式会社アドヴィックス
  • 駐車ブレーキ制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-137963   出願人:株式会社アドヴィックス
  • 車両用制動制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-136257   出願人:株式会社アドヴィックス, トヨタ自動車株式会社

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