特許
J-GLOBAL ID:201403019068806109

アルカリ二次電池正極活物質用被覆水酸化ニッケル粉末及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山本 正緒 ,  辻川 典範
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-038332
公開番号(公開出願番号):特開2014-103090
出願日: 2013年02月28日
公開日(公表日): 2014年06月05日
要約:
【課題】 水酸化ニッケル粉末の粒子表面にオキシ水酸化コバルトを主成分とする被覆を形成する際に、その均一性と密着性を確保して、アルカリ二次電池正極活物質用として好適な被覆水酸化ニッケル粉末を提供する。【解決手段】 水酸化ニッケル粉末の懸濁溶液のpHを8〜11.5に保持し、接触部での懸濁液の流れ方向に垂直な方向のコバルト塩水溶液の供給幅dと懸濁液の流速vの積に対するコバルト塩水溶液の供給速度ρの比ρ/(d×v)を3.5×10-4mol/cm2以下に制御してコバルト塩水溶液とアルカリ水溶液を供給し、水酸化ニッケル粒子の表面を水酸化コバルトで被覆する。その後、水酸化コバルト被覆水酸化ニッケル粉末のスラリーのpHを12.5以上とし、酸素供給量の総量が被覆中のコバルトのモル量に対して30l/mol以上となるように酸素を供給して水酸化コバルトを酸化させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
水酸化ニッケル粉末を水に分散させた懸濁液にコバルト塩水溶液とアルカリ水溶液を撹拌しながら供給し、中和晶析した水酸化コバルトで水酸化ニッケル粒子表面に水酸化コバルトを主成分とする被覆を形成する被覆工程と、被覆が形成された水酸化ニッケル粒子のスラリーを撹拌しながら酸素を供給することにより、該被覆中の水酸化コバルトを酸化させる酸化工程とを有するアルカリ二次電池正極活物質用被覆水酸化ニッケル粉末の製造方法であって、 前記被覆工程において、コバルト塩水溶液とアルカリ水溶液を混合した懸濁溶液の25°C基準でのpHを8〜11.5に保持しながら、コバルト塩水溶液の接触部での懸濁液の流れ方向に対し垂直な方向のコバルト塩水溶液の供給幅(d)と懸濁液の流速(v)の積に対するコバルト塩水溶液の供給速度(ρ)の比ρ/(d×v)を3.5×10-4mol/cm2以下に制御すると共に、 前記酸化工程において、スラリーのpHを25°C基準で12.5以上とし、該スラリーへの吹き込みによる酸素供給量の総量を前記被覆中のコバルトのモル量に対して30l/mol以上とすることを特徴とするアルカリ二次電池正極活物質用被覆水酸化ニッケル粉末の製造方法。
IPC (2件):
H01M 4/52 ,  C01G 53/04
FI (2件):
H01M4/52 ,  C01G53/04
Fターム (22件):
4G048AA02 ,  4G048AB04 ,  4G048AC06 ,  4G048AD03 ,  5H050AA19 ,  5H050BA11 ,  5H050CA03 ,  5H050DA09 ,  5H050EA12 ,  5H050FA17 ,  5H050FA18 ,  5H050GA02 ,  5H050GA10 ,  5H050GA14 ,  5H050GA15 ,  5H050GA22 ,  5H050HA01 ,  5H050HA04 ,  5H050HA07 ,  5H050HA10 ,  5H050HA14 ,  5H050HA20
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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